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「森内優駿流 必勝の発想」(甲斐栄次):棋書レビュー

「森内優駿流 必勝の発想」
著者 甲斐栄次
監修 森内俊之
発売 1997年4月28日
出版 主婦と生活社
定価 900円(税別)
評価 80点

森内優駿流 必勝の発想―序・中・終盤のテクニック (森内優駿流棋本ブックス)





内容
第1章 序盤の考え方と戦形パターン
第2章 中盤の発想とテクニック
第3章 終盤の決め技とテクニック




森内俊之名人の実戦譜を基に、様々な手筋や戦い方を解説した一冊。著者の甲斐栄次さんは観戦記者で、甲斐智美女流王位のお父様。

内容としては実戦で現れた手筋をまず部分図に切り取って分かりやすく解説し、その後にその手筋が実戦でどのような形で現れたのかを示してくれる。非常に読みやすく、読者が理解しやすいような構成になっている。

題材となった実戦は計10局。中には名局と言われる羽生善治三冠との初の名人戦の将棋も4局収録されている。初手からの全棋譜も掲載されており、一局の流れを掴むのにも最適である。

図面がやや見づらい感じはあるが、それ以上に内容が充実しており、読んでみる価値は充分にあると思う。
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「最新の8五飛戦法」(高橋道雄):棋書レビュー

「最新の8五飛戦法」
著者 高橋道雄
発売 2009年12月
出版 日本将棋連盟
定価 1500円(税別)
評価 85点

最新の8五飛戦法 (プロ最前線シリーズ)





内容
第1章 横歩取りの基礎知識
第2章 △8五飛の最新定跡
 第1項 ▲9六角の変化
 第2項 中住まい▲3八金型1
 第3項 中住まい▲3八金型2
 第4項 3筋突き越し型
 第5項 中住まい▲4八金型
 第6項 ▲6八玉型
 第7項 居玉速攻型
 第8項 角交換桂跳ね型
 第9項 ▲8七歩保留型
 第10項 横歩取りひねり飛車型
第3章 実戦編




横歩取りの大家・高橋道雄九段による定跡書。横歩取りはアマチュア間では難しいという理由で敬遠されることも多いが、本書は基本をしっかりと押さえた内容で、読者が理解しやすいように上手くまとまっている。

メインとなる定跡の解説は第2章。横歩取りは先手にいろいろな対策があるのだが、その対策ごとに10通りの項に分類し、その10通りの対策に対して後手側がどう指したらよいのか、という視点で書かれている。もちろん先手側にとっても参考になる部分が多く、両者にとっていい勉強になる。

また、あまり余計な変化は解説せず、本筋の手順に絞って解説されており、内容量としても多すぎず少なすぎずでちょうどよい感じ。読者にとっては非常に読みやすくてありがたい。

第3章では高橋九段が実戦で指した棋譜を掲載している。やはり実戦の棋譜を並べると一局の将棋の流れがより深く理解できる。なんと25局も棋譜が載っているのでお得である。

なお、第2章第7項の居玉速攻型は新山崎流、第9項の▲8七歩保留型は旧山崎流のこと。安易に○○流と言わずに読んだ人がわかりやすい名称を使うあたりも、高橋九段らしいこだわりが表れており好感が持てる。




「不思議流 受けのヒント」(中村修):棋書レビュー

「不思議流 受けのヒント」
著者 中村修
発売 2006年8月
出版 創元社
定価 1200円(税別)
評価 75点

不思議流受けのヒント―勝ちを決める手筋の宝庫! (スーパー将棋講座)





内容
第1章 序・中盤編
第2章 終盤編
第3章 実践編




「受ける青春」というキャッチフレーズを持つ中村修九段による受けの手筋を解説した1冊。

内容的には「凌ぎの手筋200」は最終盤の受けに特化した内容だったのに対し、こちらは序盤から終盤まで幅広い受けを取り上げている。

始めは「受けの基本は恐れないこと」という心構えから、「玉を囲う」、「角頭を守る」、「棒銀の受け方」といった級位者向けの基本的な内容が続く。途中からは結構難しい局面・高度な受け方も登場するため、有段者の方にとっても参考になる部分も多いのではないだろうか。

本書では105個のテーマを取り上げており、1つのテーマに対して見開き2ページに解説がされている。非常に読みやすい反面、問題形式ではないので人によっては若干の物足りなさもあるかもしれない。

受けが強くなると、実戦でピンチになっても、どんな受けで凌ごうかと考えることができるようになり、精神的な余裕が生まれてくる。また受けの手筋はあまり知られていないため、ライバルとの差を生み出すこともできる。そういう点でもおすすめしたい1冊。

ロリポップ!★105種類もの面白くて可愛いドメインがたくさん♪

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「羽生vs森内百番指し」:棋書レビュー

「羽生vs森内百番指し」
著者 羽生善治 森内俊之
発売 2011年1月
出版 日本将棋連盟
定価 2800円(税別)
評価 90点

羽生VS森内百番指し






内容
巻頭インタビュー
自戦記編
棋譜解説編
羽生vs森内記録集




初対戦となった1988年1月の対局から、100局目となる2010年10月の対局までの棋譜を解説付きで完全収録した一冊。棋譜はどれも濃密なものばかりで、二人の熱戦を堪能できる。

中でも1996年の名人戦(羽生さんが4勝1敗で防衛)と2005年の名人戦(森内さんが4勝3敗で防衛)は特に素晴らしい将棋ばかりで、歴史に残るシリーズだったと思う。ぜひ盤に並べていただきたい。

本書は二人が自戦記を3局ずつ書いている。普段この二人が自戦記を書く機会は少ないため、貴重である。また棋譜解説編では勝った側の棋士が解説を担当している。対局者ならではの微妙な実戦心理が垣間見えて面白い。

唯一物足りなかったのは、他の棋士による分析記事がなかったこと。過去に発売された「谷川vs羽生100番勝負」や「羽生vs佐藤全局集」と比べてその点だけが残念。もう少し第三者視点から二人の関係性を語る記事があってもよかった。だがその他の部分は素晴らしく、買って損のない一冊だと思う。

最後に、森内さんのまえがきの文章が素晴らしく、非常に印象に残っている。ぜひ手に取ってご覧になっていただきたい。




「凌ぎの手筋200」(金子タカシ):棋書レビュー

「凌ぎの手筋200」
著者 金子タカシ
発売 2013年4月
出版 浅川書房
定価 1400円(税別)
評価 90点

凌ぎの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)





内容
第1章 詰みを逃れる合駒テクニック
第2章 攻撃を考えた合駒テクニック
第3章 必死を逃れるしのぎテクニック
第4章 攻撃を考えたしのぎテクニック




有名な「寄せの手筋200」の著者による一冊で、こちらも名作。受けといっても序中盤の局面は一切なく、最終盤の本当にギリギリの詰む、詰まないといったところが題材となっている。それだけ勝敗に直結しやすく、勝率アップにつながりやすいのではないだろうか。

かつて大山康晴15世名人が「助からないと思っても助かっている」という言葉を好んでいたが、そのような感覚が少し理解できるのではないだろうか。実戦でいつもならすぐ負けてしまう局面でも、諦めずに凌ぎを考えることで、活路が開けてくる。そのような終盤での底力を磨くのに最適な一冊だと思う。

唯一の難点をあげると、やや難易度が高すぎるところだろう。級位者よりも、初段以上の人のトレーニングのための本という感じだろうか。もう少し級位者向けの問題があってもよかったと思う。




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プロフィール

gyan

Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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