オーストラリアドル

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

天才 羽生善治の軌跡 第2回

第16期棋王戦 南芳一棋王-羽生善治前竜王


1991年2~3月
通算タイトル 2期目(竜王1 棋王1)

第1局 後手 ○ 相矢倉
第2局 先手 ○ 相矢倉
第3局 後手 ● 相矢倉
第4局 先手 ○ 相矢倉

3勝1敗にてタイトル奪取

竜王戦で初タイトルを獲得した羽生さんだったが、翌年谷川さんの挑戦を受け1勝4敗で防衛に失敗、無冠となってしまった。だがその直後に棋王戦の挑戦権を獲得。羽生さんにとっては出直しのタイトル戦に「前竜王」という今では珍しい肩書きで挑んだ。

対する南芳一棋王は55年組の強豪の一人で、当時27歳の指し盛り。粘り強い棋風とほとんど動きのない対局姿勢から「地蔵流」の異名をとっていた。同時進行の王将戦に挑戦しており、二冠を目指すという状況だった。

本シリーズは4局すべて相矢倉となった。羽生さんはよく、相手の得意型で戦うということがあるが、本シリーズはその典型であろう。

4局とも激戦で、どの将棋も南棋王にチャンスがあったのだが、終わってみれば羽生さんが3勝1敗で棋王位奪取となった。この頃からすでに羽生さんの終盤力はずば抜けており、トップクラスを相手にしても終盤で競り勝つ場面が目立った。まだ20歳ながら、終盤力はすでにナンバー1であったのではないだろうか。

棋王位を奪取して無冠からわずか3ヶ月で脱出。このときから現在まで約22年半、ずっとタイトルを持ち続けている。改めて途方もない記録である。

天才 羽生善治の軌跡 第1回へ

羽生の頭脳2 急戦四間飛車破り Part2







スポンサーサイト

天才 羽生善治の軌跡 第1回

第2期竜王戦 島朗竜王-羽生善治六段


1989年10~12月
通算タイトル 1期目(竜王1)

第1局 後手 ● 相矢倉 先手急戦 
第2局 先手 持 相矢倉
第3局 後手 ● 相矢倉 後手急戦
第4局 先手 ○ 相矢倉
第5局 後手 ○ 横歩取り
第6局 先手 ○ 角換わり
第7局 後手 ● 相矢倉
第8局 先手 ○ 相掛かり

4勝3敗1持将棋にてタイトル奪取

羽生さんの初のタイトル戦の相手は、前期、十段戦からリニューアルしたばかりの竜王戦で勝ち上がり初代竜王となった、当時26歳の島竜王。二人は伝説の「島研」のメンバー。記念すべき初タイトルの相手が島竜王だったのも何かの運命だったのだろうか。

羽生さんはまだ19歳であったが、前年度にはNHK杯にて歴代名人4人を打ち破って初優勝を果たし、年間64勝という驚異的な勝ちっぷり。その実力は誰もが認めるところであった。

ニューヒーロー誕生を期待する声が大きかったが、シリーズ序盤は大苦戦。公開対局となった第1局で敗れると、第3局までで2敗1持将棋となかなか勝てなかった。余談だが、羽生さんのタイトル戦での持将棋はこの1回だけである。

待望の初勝利は第4局。結果の出ていない矢倉を用いたのは意地だったのだろうか。島竜王の手厚い指し回しに大苦戦するも、終盤の鋭い寄せで逆転。シリーズの流れを引き寄せる、大きな1勝となった。

第5局以降、勝負に徹するかのように様々な戦法を採用する。横歩取り、角換わりで勝利し一気に王手をかける。この多様な戦法で勝負するスタイルは、この頃に確立されたのかもしれない。

そして最終第8局、相掛かりから絶妙な指し回しで快勝。大一番を制し、見事な初タイトル獲得となった。19歳3ヶ月でのタイトル獲得は当時の最年少記録だった。

実は羽生さんが段位で呼ばれたのはこのシリーズの第8局が最後。これ以降現在までずっと何らかの肩書きで呼ばれている。これも羽生さんの凄さを表すエピソードと言える。

天才 羽生善治の軌跡 第2回へ

天才 羽生善治の軌跡 序章へ

急戦四間飛車破り! (羽生の頭脳)







天才 羽生善治の軌跡 序章

1996年に空前絶後の7冠制覇の偉業を成し遂げた羽生善治さん。数々の名局を作り上げ、歴代最多のタイトル獲得数を誇る。史上最強の棋士であることに異論はないだろう。

そこでこれまで獲得したタイトルを1期ずつ振り返っていきたい。とはいえ現時点で84期ものタイトルを獲得しているので全て振り返るのは大変な時間が掛かりそうだが・・・。

今回は序章としてプロフィールを紹介したい。次回からタイトル戦の激闘を振り返っていく。(データは2013年8月1日現在のもの)


羽生善治
肩書き 三冠(王位・王座・棋聖)
段位 九段
棋士番号 175
生年月日 1970年9月27日(42歳)
プロ入り 1985年12月(15歳)
初タイトル 1989年12月(19歳)
出身 埼玉県
師匠 二上達也

通算成績 1238勝478敗 勝率.721

タイトル歴 84期
竜王6期
名人7期
王位14期
王座20期
棋王13期
棋聖12期
王将12期

棋戦優勝 41回

永世称号
永世名人(19世)・永世王位・名誉王座・永世棋王・永世棋聖・永世王将・名誉NHK杯選手権者


天才 羽生善治の軌跡 第1回へ




勝ち続ける力 (新潮文庫)




アクセスカウンター
プロフィール

gyan

Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

日本将棋連盟モバイル
最新記事
カテゴリ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
広告
おすすめ
人気記事ランキング
参加ランキング
ブログパーツ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。