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相矢倉・脇システムについて

先日の記事でちらっと紹介したNHK杯の準々決勝・三浦弘行八段-郷田真隆棋王戦から。

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この将棋は脇システムと呼ばれる戦型で、図は郷田棋王が6四の角を4二に引いたところだが、この△4二角が珍しい。私は知らなかったが、古い定跡にはある手のようで、近年では2004年の王将戦第4局(森内-羽生)でも指されていた。

この△4二角では△1四歩とするのが一般的だが、よくよく考えてみると、棒銀で攻められる可能性があるのに端歩を突くというのは、将棋の常識からするとおかしな一手である。そこで△4二角と角交換を拒否し、後手から9筋を攻めるというのは非常に理にかなっている。本筋を追求する郷田棋王らしい構想だ。そう考えると先手が▲9六歩と突くのもおかしいのかもしれない。常識とされていた手が実は間違っているかもしれない。いろいろと考えさせられる将棋であった。

この脇システムはプロ間で現在ブームになりつつある。今後定跡がどのように進化していくのであろうか。




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いよいよ明日はA級順位戦最終局

いよいよ明日、A級順位戦最終局が行われます。将棋界の一番長い日とも呼ばれ、ファンの間では注目の的となっています。

明日の対戦カードはこちら。(左側が先手)

橋本崇載八段(2勝6敗)- 羽生善治三冠(7勝1敗)
渡辺明竜王(5勝3敗)- 郷田真隆棋王(5勝3敗)
高橋道雄九段(2勝6敗)- 三浦弘行八段(6勝2敗)
屋敷伸之九段(4勝4敗)- 谷川浩司九段(2勝6敗)
深浦康市九段(3勝5敗)- 佐藤康光王将(4勝4敗)

注目はなんといっても羽生三冠-橋本八段だろう。羽生三冠は勝てば自力での名人挑戦が決まる。もし名人戦に登場となれば、森内俊之名人とは3年連続8度目の名人戦での対決となる。ここまで来るともはや風物詩とも言えるだろう。また二人の対決を見たいというファンも多いのではないだろうか。

一方、A級初参加の橋本八段はここまで大苦戦を強いられてきた。だが、前回の谷川九段戦で2勝目をあげ、残留に望みを繋いでいる。もし勝てば他の結果次第ながら残留の可能性が出てくる。持ち前の度胸と勝負強さを発揮することができるかどうか。

対戦成績は羽生三冠の4勝、橋本八段の2勝。橋本八段の先手ということで、相矢倉を目指すのではないかと思われる。両者の戦いぶりに注目したい。




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プロフィール

gyan

Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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