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ソフトの新感覚

第2回電王戦は第3局まで終えた。ここまで見てきて、やはり人間とコンピュータの感覚には大きな違いがある。それを一番感じたのが第1図。

第1図

これは第2局のponanza-佐藤慎一四段戦。直前にponanzaが▲6一飛と外側から打ち、すかさず△5一歩と底歩を打たれてしまったところ。

人間なら、底歩を打たれると後手が固くなって損、という感じがして▲6一飛とは打たない。だから▲4四金のような手を選ぶ。観戦記を担当した先崎学八段も、この手を否定的に捉えている。だがponanzaは▲6一飛と打った。決してミスではなく、打ったほうが得だと判断したようだ。

局面をよく見てみると、6一に打った飛車が間接的に自陣に利いており、6筋の守りが固くなっている。受けにも利く、という点をponanzaは高く評価したのではないか。また、実戦でも現れたが、▲6三飛成とすれば飛車を攻めに使うことも可能であり、遊ぶことはないと判断したようだ。

人間と違い先入観のないコンピュータが新たな構想・手筋を発見する可能性はまだまだある。今後、コンピュータの新手を人間が勉強する時代がくるのかもしれない。




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改めて電王戦第3局について

昨日の電王戦第3局は衝撃的な内容だった。船江恒平五段が優勢だったはずが、ツツカナが驚異の粘りで逆転してしまった。

船江五段の敗因は、時間の切迫と疲労だろう。まず、終盤で優勢になった時点で、残り時間が15~20分程度しかなかった。ここから船江五段はなるべく時間を残そうと早指しに切り替えたのだが、これが裏目に出て、少しずつミスを重ねてしまった。時間がなくなるのは怖いが、もう少し腰を落とすべきだったようだ。

また、コンピュータと戦うのは普段の何倍もの疲れを感じるのではないか。しかも本局が終わったのは午後8時台だったと思うが、夕食休憩なしで行っていたのである。この辺りも船江五段に不利に働いたと思う。

せめて夕食休憩ありで、持ち時間が5時間だったら、結果は違っていたのではないだろうか・・・。今更言っても仕方がないが、それだけ見ていて悔しい負け方であった。

われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る







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Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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