羽生善治三冠、2日制は苦手??
先日の名人戦第1局は挑戦者の羽生善治三冠が森内俊之名人に敗れた。気になるのが、羽生三冠が2日制のタイトル戦において、このところあまりいい成績を残せていない点だ。2日制は名人戦、竜王戦、王位戦、王将戦の4つのタイトル戦があるが、この内、現在羽生三冠が保持しているのは王位ただ一つである。
そこで、2日制と1日制のタイトル戦ではどの程度結果が違うのか、検証してみたい。下の表が、羽生三冠の過去のタイトル戦の番勝負における成績である。

2日制でも6割台の獲得率であり、並の棋士なら好成績と言える。だが、1日制はなんと8割台!!という凄まじい勝ちっぷりである。数字の上でも2日制があまり得意ではないと言える。
中でも竜王戦では獲得よりも敗退の回数が多くなっている。これは羽生三冠の強さを考えると信じられないデータである。あまり相性がよくない棋戦なのだろうか。
次に過去10年に限ったデータを見てみたい。

1日制は依然として好成績を残しているのに対し、2日制は5割強程度である。通算の獲得率と比較しても、ガクッと落ちてしまっている。
2日制が苦手な原因として、体力面が考えられる。羽生三冠は他の棋士と比べても、圧倒的に多忙である。どうしても疲れが出てきてしまうのかもしれない。特に30代に入った頃から、その傾向が強くなってきているのではないか。
多くのファンは羽生三冠が名人位に返り咲くことを期待している。苦手な2日制の克服が、シリーズの鍵を握ることとなりそうだ。


そこで、2日制と1日制のタイトル戦ではどの程度結果が違うのか、検証してみたい。下の表が、羽生三冠の過去のタイトル戦の番勝負における成績である。

2日制でも6割台の獲得率であり、並の棋士なら好成績と言える。だが、1日制はなんと8割台!!という凄まじい勝ちっぷりである。数字の上でも2日制があまり得意ではないと言える。
中でも竜王戦では獲得よりも敗退の回数が多くなっている。これは羽生三冠の強さを考えると信じられないデータである。あまり相性がよくない棋戦なのだろうか。
次に過去10年に限ったデータを見てみたい。

1日制は依然として好成績を残しているのに対し、2日制は5割強程度である。通算の獲得率と比較しても、ガクッと落ちてしまっている。
2日制が苦手な原因として、体力面が考えられる。羽生三冠は他の棋士と比べても、圧倒的に多忙である。どうしても疲れが出てきてしまうのかもしれない。特に30代に入った頃から、その傾向が強くなってきているのではないか。
多くのファンは羽生三冠が名人位に返り咲くことを期待している。苦手な2日制の克服が、シリーズの鍵を握ることとなりそうだ。

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