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甲斐女流、凌いで2勝目!

第24期女流王位戦第4局は197手の長手数の末、挑戦者の甲斐智美女流四段が里見香奈女流王位を破り2勝2敗のタイとし、決着を最終局へと持ち越した。

第1図

本局は大激戦となったが、甲斐女流の受けの強さが光った。

第1図より ▲6九銀 △6七成銀 ▲6八歩

ここで▲6九銀がしぶとい。この局面で受けに回れる人はそうそういないのではないのだろうか。ここから後手が猛攻を繰り出す。

第2図

第2図は後手が△8七角と迫ったところ。これで受けなしかと思われたが・・・。

第2図より ▲4八玉 △6八銀不成 ▲3六歩 △5七銀不成 ▲3七玉 △3四桂 ▲2六歩(第3図)

この早逃げが好手だった。後手も厳しく攻め立てるが、最後の▲2六歩が冷静な一手で、先手が受けきった。

第3図

途中から甲斐女流はずっと1分将棋だったのだが、後手の猛攻をひたすら受け続けて凌ぎ切った。里見女流相手にこの将棋を勝てる女流は他にいないのではないだろうか。素晴らしい将棋だった。






今日は女流王位戦第4局

本日は女流王位戦第4局、里見香奈女流王位-甲斐智美女流四段が行われる。ここまで里見女流が2勝1敗。ここで勝てば防衛が決まる。

先日の情熱大陸の放映直後なだけに、ファンの注目度も非常に大きいのではないだろうか。里見女流がどのような将棋を見せてくれるか楽しみである。第2局は相振り飛車で負けたので、リベンジでもう一度相振り飛車になるかもしれない。昨日の棋聖戦に負けない熱戦を期待したい。

中継サイト http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/






羽生棋聖、復活の先勝

第84期棋聖戦第1局が行われ、111手にて先手の羽生善治棋聖が渡辺明竜王を破り、防衛に向けて好スタートをきった。

第1図

本局は横歩取りとなった。第1図は2010年の名人戦第1局(三浦八段-羽生名人)と同じ進行である。最近ではあまり見かけない形だが、羽生棋聖の温めていた作戦だっただろう。

第2図

第2図は先手が桂損しているものの、馬を作って後手の飛車を押さえ込んでいる。ここでは先手が少し指しやすそうだ。本局は羽生棋聖の構想力が光る展開となった。

第3図

そして第3図。渡辺竜王もしぶとく攻め続けるが、先手は馬を引きつけて磐石の体勢。以下リードを広げてそのまま押し切った。不調が囁かれていた羽生棋聖だが、幸先のよい白星スタートとなった。

最後、羽生棋聖が即詰みを逃す場面が何度かあった。だが、これは見落としという類のものではないだろう。この将棋は絶対に負けないという執念を感じさせる指し手であった。






情熱大陸

昨日放送された情熱大陸は里見香奈女流の特集だった。内容が素晴らしく、自分も見ていて30分があっという間に過ぎてしまうほどであった。

なんといっても里見女流の飾らない人柄と、将棋に打ち込む姿勢が見られたのがよかった。棋譜を並べているときの表情は真剣そのものである。将棋を知らない人にも好印象を与えたのではないだろうか。

また(女流でない)プロ棋士になりたいという発言も印象深い。現在は奨励会の初段だが、現状の実力なら二段に上がれる可能性は充分にあるのではないだろうか。そこから先は本人次第だが、三段リーグ入りの可能性もあると思う。これからの頑張りを応援したい。





情熱大陸×羽生善治・渡辺明・佐藤康光・谷川浩司 [DVD]





6月の予定

第84期棋聖戦 羽生善治棋聖-渡辺明竜王
第1局 6月4日
第2局 6月22日

第24期女流王位戦 里見香奈女流王位(2勝)-甲斐智美女流四段(1勝)
第4局 6月5日
第5局 6月17日

第72期順位戦
B級1組1回戦 6月6日
    2回戦 6月27日
B級2組1回戦 6月13日
C級1組1回戦 6月25日
C級2組1回戦 6月11日

いよいよ注目の棋聖戦が始まる。三冠同士のタイトル戦での対決は将棋界初である。歴史に残るシリーズとなりそうだ。






森内俊之名人の強さ

名人戦はスコア、内容ともに森内俊之名人の強さばかりが目立った。

ここで通算の名人位獲得数に触れてみたい。

1位 大山康晴 18期
2位 中原誠  15期
3位 木村義雄 8期
3位 森内俊之 8期
5位 羽生善治 7期

今期の防衛で羽生三冠を上回る8期目の名人位となり、木村14世名人と並んで3位タイとなった。いかに素晴らしい数字かお分かりいただけると思う。

内容的にも今期はこれまでで最も優れていたのではないだろうか。序盤から終盤まで全く隙がなく、完璧な将棋であった。

2011年度には勝率3割台の不振だったことが話題になった。だがそこから立ち直り、以前よりも更にパワーアップした印象すらある。森内名人の今後の活躍が楽しみである。





森内俊之の戦いの絶対感覚 (最強将棋塾)





名人戦第5局の疑問

名人戦第5局は森内名人の快勝で終わった。そこで疑問なのが初日の羽生三冠の指し手である。何か消極的な指し手であっという間に悪くしてしまったような印象がある。

第1図

第1図で羽生三冠は▲5八飛として、以下△2六銀成、▲1四銀と進行した。だがこの辺りの手順がどうだっただろうか。5八の飛車が攻めに働かず、かえって△6六桂で狙われる形となってしまった。かなり損な指し手だったのではないだろうか。

ここでは▲1五香が有力ではなかっただろうか。以下△3八銀成に▲1二歩成と攻め込んで、際どい形勢だと思う。あるいは▲3七同飛~▲1二銀と打ち込むのも迫力がある。いずれにせよ1筋から殺到するような展開にすべきだったのではないか。

近年の矢倉戦では多少の駒損でもガンガン攻めて勝つパターンが多い。ここは飛車を捨てて攻める一手だったのではないだろうか。▲5八飛は消極的な一手だったと思う。

現在の羽生三冠は明らかに不調なようである。だがすぐに棋聖戦が開幕する。早く不調を脱出して、また勢いのある将棋を見せてもらいたい。





矢倉の急所―4六銀・3七桂型 (最強将棋21)





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プロフィール

gyan

Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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