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名人戦第5局の疑問

名人戦第5局は森内名人の快勝で終わった。そこで疑問なのが初日の羽生三冠の指し手である。何か消極的な指し手であっという間に悪くしてしまったような印象がある。

第1図

第1図で羽生三冠は▲5八飛として、以下△2六銀成、▲1四銀と進行した。だがこの辺りの手順がどうだっただろうか。5八の飛車が攻めに働かず、かえって△6六桂で狙われる形となってしまった。かなり損な指し手だったのではないだろうか。

ここでは▲1五香が有力ではなかっただろうか。以下△3八銀成に▲1二歩成と攻め込んで、際どい形勢だと思う。あるいは▲3七同飛~▲1二銀と打ち込むのも迫力がある。いずれにせよ1筋から殺到するような展開にすべきだったのではないか。

近年の矢倉戦では多少の駒損でもガンガン攻めて勝つパターンが多い。ここは飛車を捨てて攻める一手だったのではないだろうか。▲5八飛は消極的な一手だったと思う。

現在の羽生三冠は明らかに不調なようである。だがすぐに棋聖戦が開幕する。早く不調を脱出して、また勢いのある将棋を見せてもらいたい。





矢倉の急所―4六銀・3七桂型 (最強将棋21)





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Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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