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日本シリーズ、渡辺竜王が快勝

第34回JT日本シリーズ北海道大会、渡辺明竜王-深浦康市九段の一戦は渡辺竜王が快勝、準決勝に駒を進めた。

本局は渡辺竜王の先手で横歩取りに。第1図は後手の攻め駒も捌けていて難しそうだが、渡辺竜王が見事な指し回しを見せる。

第1図

第1図より ▲5五銀 △4五桂 ▲7四歩(第2図)

▲5五銀と角取りに出る。ただし5七の地点が薄くなるので怖い手である。深浦九段は当然△4五桂と跳ね出す。後手が好調に思えるが、そこで▲7四歩(第2図)がぴったりだった。

▲7四歩のところ、単に▲5四銀だと△同飛で5筋を攻められてまずい。▲7四歩とすることで飛車の横利きを止めながら、いつでも角を取った後の▲6六角を狙える一石二鳥の手となった。以下は渡辺竜王がきっちり勝利をおさめた。

第2図

渡辺竜王は愛知県で行われる準決勝で羽生善治三冠と対戦することとなった。この一局が事実上の決勝戦となるかもしれない。
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電王戦タッグマッチとJT日本シリーズ

明日は将棋界の大きなイベントが2つ行われる。

電王戦タッグマッチサイト
http://ex.nicovideo.jp/denou/tag/


将棋日本シリーズ 北海道大会 渡辺明竜王-深浦康市九段
http://www.jti.co.jp/knowledge/shogi/professional/2013/2-2kyoku/index.html


まずは電王戦タッグマッチ。こちらは公式戦ではなくお遊び的な企画だが、電王戦出場で一躍人気者になった5人の棋士が登場するため盛り上がりそう。一方、日本シリーズは渡辺竜王と深浦九段というトップ棋士同士の真剣勝負を生で見ることができる。近くにお住まいの方はぜひ足を運んでいただきたい。

将棋ファンとしてはどちらを見たらいいのか迷ってしまうほど、楽しみ方が多様化してきている。ファンにとってはありがたい悩みなのかもしれない。

ドキュメント電王戦: その時、人は何を考えたのか (一般書)



9月の予定

第61期王座戦
羽生善治王座-中村太地六段
第1局 9/4 宮城県仙台市 仙台ロイヤルパークホテル
第2局 9/18 兵庫県神戸市 中の坊瑞苑

第26期竜王戦挑戦者決定戦
森内俊之名人(0勝)-郷田真隆九段(1勝)
第2局 9/2
第3局 9/9

第3期女流王座戦挑戦者決定戦
里見香奈女流四冠-本田小百合女流三段
9/6

第21回達人戦決勝(非公式戦)
羽生善治三冠-谷川浩司九段
9/7

第72期順位戦
B級1組 6回戦 9/19
B級2組 4回戦 9/19
C級1組 4回戦 9/24
C級2組 4回戦 9/17

女流名人位リーグは佳境に

第40期女流名人位戦の挑戦者を決めるリーグ戦が佳境を迎えている。ここまで5戦全勝で中村真梨花女流二段が単独トップ、それを室田伊緒女流初段が4勝1敗で追う展開となっている。実力者の清水市代女流六段と上田初美女流三段がともに2敗を喫しているため、上位2人による争いとなりそうだ。

中村女流は過去に2度タイトル戦に登場しているが、いずれも敗れている。日頃から勉強熱心で、森内俊之名人ら多くの男性棋士に注目される存在である。3度目の正直で初のタイトル獲得を実現したいところ。

室田女流はこれまで挑戦権争いに絡んできたことはなかったが、今回は千載一遇のチャンス。夫である囲碁の井山五冠に刺激を受けたのか今期は好調を維持しており、初のタイトル戦出場も手に届くところまできている。

偶然にもこの二人の対戦が最終局で組まれている。このままいけば、挑戦者を決める大一番になりそうだ。

羽生善治王位、完勝で王位防衛

第54期王位戦第5局は羽生善治王位が95手にて行方尚史八段を下し、4勝1敗で見事に防衛を決めた。

本局は二日目の夕方5時頃になっても駒組合戦が続く異例の超スローペースとなった。戦いが始まってからはバタバタと指し手が進んだが、少しずつ羽生王位が指しやすかったようで、結局そのまま羽生王位の完勝となった。

これで王位は3期連続、通算15期目の獲得となった。棋聖戦に続く完璧な防衛劇で、万全の状態で来月からの王座戦を迎えることができそうだ。そして通算タイトルも85期に伸ばした。こちらの記録もまだまだ更新しそうな勢いである。

C級2組、瀬川五段ら6人が3連勝!

昨日は第72期順位戦のC級2組3回戦が行われ、3連勝は佐々木勇気四段、西川和宏四段、阿部光瑠四段、大石直嗣六段、高見泰地四段、瀬川晶司五段の6人となった。

若手の佐々木四段や阿部四段が注目されるところだが、そんな中、ベテランの瀬川五段も3連勝と星を伸ばしている。順位戦では過去に降級点を取るなど苦戦を強いられてきたが、今期は絶好のスタートである。

プロテストに合格してのプロ入り、そしてフリークラスからの脱出という厳しい道のりを歩んできた苦労人の瀬川五段。先はまだまだ長いが、C1昇級をぜひ達成してもらいたい。

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王位戦は一手損角換わりに

今日から第54期王位戦第5局、羽生善治王位-行方尚史八段が始まり、注目の戦型は一手損角換わりとなった。

第1図

この一手損角換わりは羽生王位や渡辺明竜王が後手番でほとんど指さないこともあり、ここのところタイトル戦ではあまり見なくなった。指すのはスペシャリストの丸山忠久九段くらいである。

本局では行方八段が角交換の前に端歩の突き合いをいれたのが工夫。この突き合いがどう形勢を左右するのか注目したい。

後手番一手損角換わり戦法 (スーパー将棋講座)



アクセスカウンター、10,000突破

昨日、開設6ヶ月ちょっとで当ブログのカウンターの数字がついに10,000万を突破しました。いつもご覧くださりありがとうございます。引き続き、将棋界の情報を楽しく伝えられたらと思っています。

明日は王位戦第5局

明日はいよいよ王位戦第5局が行われる。ここまで3勝1敗で羽生善治王位が防衛に王手をかけている。行方尚史八段としては粘って1局でも多くタイトル戦を戦いたいところだろう。

第5局は行方八段が後手番。だが第3局では相矢倉の後手番を終盤の粘りでモノにしている。ここでもう一勝できればシリーズも盛り上がってくる。行方八段の踏ん張りに期待したい。

中継サイト http://live.shogi.or.jp/oui/

高橋道雄九段得意の横歩取り

今日のNHK杯高橋道雄九段が得意の横歩取りで強さを見せた。若手の中村太地六段を相手にした一戦。第1図は後手の持ち駒が飛車しかないが、ここから細かく攻めをつなげる。

第1図

第1図より △8八歩 ▲同銀 △2七歩成 ▲同金 △3九飛(第2図)

第2図

△8八歩が手筋。先手玉が8八に逃げ込むのをあらかじめ防いでいる。また、桂を持った時に△7六桂を狙えるなど、何かと得になる。

そして△2七歩成で形を乱してから△3九飛とここから打ったのも鋭い。次に△3八飛成と△2九飛成の両方を見ている。

そして数手後の第3図。ここで落ち着いた指し回しを見せる。

第3図

第3図より △3六歩(第4図)

第4図

じっと歩を垂らしたのが厳しかった。これで先手は受けがない。以下▲3四歩に△3七歩成が実現して、後手が優勢となった。本局は高橋九段のベテランらしい見事な指し回しが光った一局だった。

最新の8五飛戦法 (プロ最前線シリーズ)



煙詰 伊藤看寿の将棋図巧第99番

煙詰(けむりづめ)とは、詰将棋において盤上にあるたくさんの駒が次々と消えていき、最後は必要最小限の駒のみで詰ますという作品のことである。この煙詰の中でも至高の作品であるのが、江戸時代に作られた初代伊藤看寿(かんじゅ)による将棋図巧第99番である。

問題図
(1755年、初代伊藤看寿作、将棋図巧第99番より)

詰め上がり図

盤上に先手方の玉を除いた全39枚を使用し、詰め上がりは最小限の3枚での詰み。しかも途中の手順が美しく、完璧な作品である。このような素晴らしい作品が江戸時代に完成していたとは驚くよりない。

117手詰めであり自力で解くのは困難なので、ぜひ一度手順を再現してみてください。

ちなみに有名な「看寿賞」はこの伊藤看寿にちなんで制定されている。伊藤看寿は素晴らしい作品を数多く発表しており、歴史上最も優れた詰将棋作家の一人であるのは間違いないだろう。









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羽生三冠、対佐藤戦100勝目を達成!

本日行われた日本シリーズ2回戦の静岡大会で羽生善治三冠が222手の長手数の大熱戦の末、佐藤康光九段を下した。これで対佐藤戦の通算100勝目となった。

投了図

本局は相振り飛車から後手が攻め続けるも、先手が中段玉で粘って決め手を与えない展開となった。両者が死力を尽くした戦いが延々と続いたが、222手目(投了図)でついに先手玉を寄せ切った羽生三冠が勝利を収めた。

222手は過去152局の羽生-佐藤戦の最長手数、また今年で34回目となる日本シリーズにおいても最長手数となった。記念すべき節目の一局でこのような歴史に残る大熱戦を見せてくれるのがこの二人らしい。

100勝を記録したカードは以下の通り。過去にわずか4例しかなく、今回で5例目となる。

大山康晴 116-45 二上達也 (1持将棋)
中原誠  107-55 大山康晴
中原誠  106-80 米長邦雄 (1持将棋)
羽生善治 101-62 谷川浩司
羽生善治 100-52 佐藤康光

この2人はまだまだトップクラスの力を保っており、今後も対戦が続くだろう。最多の116勝の更新の可能性もあるかもしれない。

矢倉戦に持ち込む6六歩

初手から▲7六歩、△3四歩と進んだときに3手目に▲2六歩と突いてしまうと相矢倉にはなりづらい。そこで矢倉党の人であれば、3手目は▲6六歩と突く手をおすすめしたい。何が何でも矢倉戦に持ち込みたいときに有力な手段である。

第1図

第1図で後手が△8四歩とくれば▲6八銀で通常の矢倉の定跡形に合流する。相手が横歩取りや一手損角換わりを得意とするときに、それを避ける手段として有効である。矢倉しか指さない居飛車党の方には、この作戦をおすすめしたい。

ただし第1図で△3ニ飛とされると先手は居飛車では戦いづらく、相振り飛車になる可能性が高い。よってこの指し方をするときは、相振り飛車にも対応できることが条件となる。この点は気をつけておきたい。




今日は日本シリーズ静岡大会、羽生‐佐藤戦

今日は静岡県でJT杯日本シリーズの2回戦、羽生善治三冠-佐藤康光九段戦が行われる。同年代による注目のライバル対決となった。

このカード、ここまで羽生三冠の99勝52敗となっており、羽生三冠が勝てば100勝目となる。同一カード100勝は過去に4例しかなく、偉大な記録がかかった一戦となる。

昨年は準決勝で当たっており、最後に佐藤九段が詰みを逃すというまさかの結末だった。佐藤九段としては借りを返したいところ。この2人の対局はいつも手に汗握る大熱戦になるだけに、今回もおおいに期待したい。

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B級1組は大混戦に

B級1組順位戦はこれまで全勝だった畠山鎮七段と豊島将之七段がともに敗れ全勝者がいなくなった。1敗で6人が並ぶ大混戦で面白い展開になってきた。

注目を一人あげるとすれば広瀬章人七段だろうか。王位を失った後、少し調子を落としていたものの今期は好調で、居飛車を指すなど戦法の幅も広がってきた。5回戦では難敵の藤井猛九段に快勝。今後も順調に星を伸ばしてくるのではないだろうか。

残留争いも激しい。木村一基八段や山崎隆之八段ら実力者も巻き込まれそうな気配で、今のB級1組のレベルの高さを表している。こちらの方も予想がつかない状況で、予断を許さない展開である。




鈴木八段の将棋講座

現在Eテレにて「鈴木大介の振り飛車講座」が行われているが、8月からは相振り飛車を取り上げている。この講座が非常に分かりやすく、居飛車党の自分にとっても理解しやすい内容となっている。

鈴木八段は解説が本当にうまい棋士だと思う。しゃべりが軽妙で、指し手に関してもただ定跡手順を羅列するだけでなく、指し手を選ぶ際の考え方をしっかり解説してくれるし、自分の実戦での体験談も織り交ぜて説明してくれる。見ている側にとって非常に理解しやすい。

今月の相振り飛車編でも、「プロは矢倉を目指すけど、皆さんは美濃囲いにしたほうが手堅くてわかりやすい」というような感じで解説している。このようにきっぱりと断言してくれるのがありがたい。「どちらも一局」等という曖昧な解説だと、アマチュアは判断に困ってしまう。

将棋は難解なゲームだけに、わかりやすく解説できるというのは貴重な才能である。鈴木八段の登場は9月いっぱいまでだが、できればあと半年くらいは続けてもらいたかった。

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「アドバンス将棋」とは

第3回電王戦の開催とは別に、様々なイベントが行われることも発表されたのだが、そのうちの一つが8月31日(土)に行われることとなった「電王戦タッグマッチ」。これは第2回に出場した5人の棋士がそれぞれ対戦したソフトとタッグを組み、トーナメントを共に戦うというもの。

この形式、「アドバンス将棋」と呼ばれている。コンピュータの力を借りることにより、単純な見落としを防いだり、普段だと気づかないような妙手を見つけることができる。逆にコンピュータ単独だと入玉形などの苦手な展開もあるので、人間がフォローすることもできる。いずれにせよ、タッグを組むことによってかなりのレベルアップになるようだ。

チェスの世界では「アドバンスチェス」というものがあり、一部の大会でも採用されている。重要な選択を迫られた場面でコンピュータを使うだけでも、かなり判断ミスを減らせるという。ただし将棋の場合、特に序中盤において人間とは感覚が全く違う。どこまでコンピュータを信頼するのかが、勝敗の行方を左右するかもしれない。

第2回電王戦のすべて







[速報] 第3回電王戦開催、出場者に屋敷伸之九段が決定!

第3回電王戦の開催が正式に発表された。今回も5対5の団体戦形式で、注目の出場者に関しては屋敷伸之九段の出場が発表された。残り4人の出場者に関しては近々発表するとのことで、タイトル保持者に関しては出場しないとのこと。

一方、コンピュータ側の出場ソフトはトーナメントを11月に行って上位5つのソフトが出場することとなった。こちらの大会も相当盛り上がりそうだ。

前回からの変更点は、コンピュータ側のハードウェアを統一すること、主催者側がプロ棋士に事前練習の環境を与えること、この2点が大きな変更点となった。どちらも勝敗に直結する大事な部分だけに、今回はきっちりルールを定めて不公平感をなくそうとのことだろう。

屋敷九段は最年少タイトル保持者の記録を持ち、棋聖3期の実績を誇るトップ棋士の一人。大将にふさわしい人選といえる。今回こそはプロ棋士が意地を見せる展開に期待したい。

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決勝は2年連続で里見‐本田戦に

第3期リコー杯女流王座戦の準決勝、本田小百合女流三段‐渡辺弥生女流初段は181手の大熱戦の末に本田女流が勝利し、決勝進出を決めた。

第1図

じっくりした棋風の両者らしく、長手数の戦いとなった。第1図は先手が▲7六桂と王手したところ。駒が入り乱れており、形勢のはっきりしない局面である。

第1図より △6五玉 ▲6四金 △同銀 ▲6六金 △7四玉 ▲4七香(第2図)

おそらく△6五玉が敗着であっただろう。▲6四金で銀を引かせてから▲6六金として、一気に先手が玉頭の制空権を握った。そして▲4七香と飛車を取った局面は先手玉が安全になり、形勢がはっきりした。

第2図

これで本田女流が決勝に進出。昨年に続いてまたも里見香奈女流四冠との対戦となる。昨年は本田女流が金星をあげたが、今年は里見女流も燃えているはず。どちらが加藤桃子女流王座への挑戦権をつかむだろうか。




石井健太郎三段が新四段に!

奨励会三段リーグが今日行われ、所司七段門下の石井健太郎三段が成績を14勝2敗として、最終日を待たずに四段昇段を決めた。

将棋の石井が新四段 奨励会三段リーグ

14勝2敗は文句なしの成績。まだ21歳と若く、これからに期待したい。おめでとうございます!!

簡単な詰将棋を解くコツ

詰将棋が苦手で困っている方も結構多いのではないだろうか。そこで簡単な詰将棋を解くためのコツを少し説明したい。

問題図

上の図は簡単な3手詰め。どこから手をつけてよいかわからない場合、まずはベタな手から考えてみるのがコツとなる。ここでは▲3四金という俗手から考えてみる。

すると、△1ニ玉(失敗図)と逃げられて詰まないことがわかる。ここがポイントで、1ニが玉の逃げ道になっていることがわかる。そこでこの1ニの逃げ道を封じることを考えてみよう。

失敗図

目につくのは▲3四角や▲4五角。これなら1ニには逃げられないものの、△2四玉と上がられて詰まなくなってしまう。もう一工夫必要である。

そこで「逃げ道に捨て駒」という着想から▲1ニ角(途中図)が浮かぶ。この捨て駒が妙手となる。

途中図

この▲1ニ角に対して玉が逃げると▲3四角成、△1ニ同玉も▲2ニ金で詰むため、△1ニ同香の一手となる。これで1ニの逃げ道が見事にふさがった。そこで最初に考えた▲3四金(正解図)と打てば見事に詰みとなる。

正解図

最初に俗手から考えていき、どこに逃げられてしまうのか、どうやったら逃げ道を塞げるのか、と筋道を立てて考えていくことが大事である。そうすれば香の頭に▲1ニ角と捨てる妙手も自然と見えてくるようになってくる。

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天才 羽生善治の軌跡 第2回

第16期棋王戦 南芳一棋王-羽生善治前竜王


1991年2~3月
通算タイトル 2期目(竜王1 棋王1)

第1局 後手 ○ 相矢倉
第2局 先手 ○ 相矢倉
第3局 後手 ● 相矢倉
第4局 先手 ○ 相矢倉

3勝1敗にてタイトル奪取

竜王戦で初タイトルを獲得した羽生さんだったが、翌年谷川さんの挑戦を受け1勝4敗で防衛に失敗、無冠となってしまった。だがその直後に棋王戦の挑戦権を獲得。羽生さんにとっては出直しのタイトル戦に「前竜王」という今では珍しい肩書きで挑んだ。

対する南芳一棋王は55年組の強豪の一人で、当時27歳の指し盛り。粘り強い棋風とほとんど動きのない対局姿勢から「地蔵流」の異名をとっていた。同時進行の王将戦に挑戦しており、二冠を目指すという状況だった。

本シリーズは4局すべて相矢倉となった。羽生さんはよく、相手の得意型で戦うということがあるが、本シリーズはその典型であろう。

4局とも激戦で、どの将棋も南棋王にチャンスがあったのだが、終わってみれば羽生さんが3勝1敗で棋王位奪取となった。この頃からすでに羽生さんの終盤力はずば抜けており、トップクラスを相手にしても終盤で競り勝つ場面が目立った。まだ20歳ながら、終盤力はすでにナンバー1であったのではないだろうか。

棋王位を奪取して無冠からわずか3ヶ月で脱出。このときから現在まで約22年半、ずっとタイトルを持ち続けている。改めて途方もない記録である。

天才 羽生善治の軌跡 第1回へ

羽生の頭脳2 急戦四間飛車破り Part2







ちょっと苦言を・・・

先日のマイナビ女子オープンの一斉予選は3名のアマ選手が勝ち上がるなど盛り上がった。だが棋譜中継を見ていて、プロ側の指し手の内容に若干の不満が残る部分もあった。


一例として、北村桂香女流2級-貞升南女流初段の一戦を取り上げたい。図は後手が圧倒的にリードしており、あとは寄せるだけという局面だったはずだが・・・。

第1図

実戦は第1図より△4一玉、▲5八桂、△7七角成、▲2三香成、△5ニ玉・・・と進行。以下十数手かけて入玉を目指しての後手の完封勝ちとなった。

だが正直なところ、ここでは寄せに出てほしかった。具体的に言うと△2一同玉と強く取り、▲2三香成に△7九飛(変化図)が詰めろで、明らかに攻め合い勝ちである。

第2図

変化図は先手玉は詰めろ、後手玉は詰めろすらかからない、2手差のはっきりした局面である。▲5九歩と受けても△5七歩成くらいでよい。紛れもほとんどなく、これくらいは読み切ってほしかったというのが本音である。

近年は女性のアマチュアも急激に伸びてきている。それだけにプロの側もよりいっそうの高い意識を持って厳しい将棋を指してもらいたいと思う。

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将棋倶楽部24の棋譜保存方法

将棋倶楽部24を利用している方は多いと思われます。24ではレーティング戦の棋譜は一定期間保存されるものの、それ以降は見られなくなってしまいます。そこで棋譜を自分で保存しておくことをおすすめします。

自分はKifu for Windowsというフリーソフトを利用しています。なので今回はこのソフトを使っての保存法を紹介します。

Kifu for Windowsはこちらから無料で入手できます。


図1

まず対局画面の上のほうにある「棋譜」というボタンを押してください。

図2

このような小さなウインドウが表れると思います。ここで、CtrlとAを同時に押してください。Ctrlはコントロールキーといって、大抵はキーボードの左下にあるかと思います。

図3

するとこのように全体が青くなりますので、ここでCtrlとCを同時に押してください。これで棋譜をクリップボードと呼ばれる場所に一時的にコピーしたことになります。

図4

次にkifu for Windowsを開きます。そしてCtrlとVを同時に押してください。するとクリップボードにコピーしておいた棋譜を貼り付けることができます。

これで後は適当な名前をつけて保存すれば完了です。最初は難しいですが、慣れてくれば簡単にすぐ保存することができます。

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「最新の8五飛戦法」(高橋道雄):棋書レビュー

「最新の8五飛戦法」
著者 高橋道雄
発売 2009年12月
出版 日本将棋連盟
定価 1500円(税別)
評価 85点

最新の8五飛戦法 (プロ最前線シリーズ)





内容
第1章 横歩取りの基礎知識
第2章 △8五飛の最新定跡
 第1項 ▲9六角の変化
 第2項 中住まい▲3八金型1
 第3項 中住まい▲3八金型2
 第4項 3筋突き越し型
 第5項 中住まい▲4八金型
 第6項 ▲6八玉型
 第7項 居玉速攻型
 第8項 角交換桂跳ね型
 第9項 ▲8七歩保留型
 第10項 横歩取りひねり飛車型
第3章 実戦編




横歩取りの大家・高橋道雄九段による定跡書。横歩取りはアマチュア間では難しいという理由で敬遠されることも多いが、本書は基本をしっかりと押さえた内容で、読者が理解しやすいように上手くまとまっている。

メインとなる定跡の解説は第2章。横歩取りは先手にいろいろな対策があるのだが、その対策ごとに10通りの項に分類し、その10通りの対策に対して後手側がどう指したらよいのか、という視点で書かれている。もちろん先手側にとっても参考になる部分が多く、両者にとっていい勉強になる。

また、あまり余計な変化は解説せず、本筋の手順に絞って解説されており、内容量としても多すぎず少なすぎずでちょうどよい感じ。読者にとっては非常に読みやすくてありがたい。

第3章では高橋九段が実戦で指した棋譜を掲載している。やはり実戦の棋譜を並べると一局の将棋の流れがより深く理解できる。なんと25局も棋譜が載っているのでお得である。

なお、第2章第7項の居玉速攻型は新山崎流、第9項の▲8七歩保留型は旧山崎流のこと。安易に○○流と言わずに読んだ人がわかりやすい名称を使うあたりも、高橋九段らしいこだわりが表れており好感が持てる。




免状取得のすすめ

将棋は人生において長く趣味として楽しめるもの。そこで、記念として免状を取得することを強くおすすめしたい。写真は数年前に私が頂いた二段の免状。(日付部分を一部隠してあります)

免状

文面は段位によって少しずつ違っているのだが、一例としてニ段の免状の文面を紹介したい。

「夙(つと)ニ将棋ニ 丹念ニシテ 研鑽怠ラス 進境顕著ナルヲ認メ
茲(ここ)に弍(に)段ヲ 允許(いんきょ)ス」

このような非常に格調高い文面となっている。さらに会長、名人、竜王の揮毫も入るため、将棋ファンにとっては嬉しい逸品となっている。

とはいえ、料金がちょっと高めなのが気になるところ。そこで、大会で取得することをおすすめしたい。アマチュア大会の中には、優勝商品として無料で免状を受け取れる大会がいくつかある。私の免状も大会で頂いたものである。そのような大会を探して、参加してみてはいかがだろうか。




小山田友希さんらアマ3名が本戦進出!

第7期マイナビ女子オープンの一斉予選に15名のアマが参加したが、その中で小山田友希さん、塚田恵梨花さん、飯野愛さんの3名が2連勝で本戦進出となった。飯野さんは10月から女流2級としてデビューすることとなった。

第1図

第1図は小山田さんの2回戦の安食総子女流初段戦。端を攻められているが、ここで△8九飛成と強く踏み込んだのが好手だった。▲1三香成とされても意外と後手玉は安全である。以下もつれたところもあったが、最後は小山田さんが勝利をおさめた。

第2図

第2図は塚田さんの1回戦、中村桃子女流初段戦。この△2五飛が次に△3九馬までの詰めろでぴったりで勝ちが決まった。この将棋は途中まで先手がかなりリードしていたように思うが、塚田さんの諦めない粘りが光った一局だった。

塚田さんは父親が塚田泰明九段、母親が高群佐知子女流三段という将棋一家。本局で見せた粘り強さは親譲りだったのだろうか。今後が楽しみな存在である。

相川春香さんが女流2級に昇級!

相川春香女流3級が本日の第7期マイナビ女子オープン一斉予選で2連勝で本戦入りを決め、規定により女流2級への昇級を決めた。

相川さんは2011年10月に女流3級となっている。実は女流3級としていられるのは2年間だけで、期限は来月末までだった。ギリギリのところで念願の女流2級への昇級となった。

最初の1年はなかなか成績が上がらず苦労したが、着実に力を伸ばしてきたようだ。まだ19歳と若いだけに今後の活躍に期待したい。

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相矢倉 銀損定跡

相矢倉で91手組定跡と並んでプロ間で指されているのが銀損定跡と呼ばれるもの。これは中盤早々に先手が銀損してしまう定跡である。一見不利なようだが、上手く攻めをつなげられれば有望である。

第1図

代表例として2012年の王座戦第4局の指し直し局を見ていきたい。第1図は桂交換から後手が△5三桂と銀取りに打ったところ。

第1図より ▲3四銀 △同金 ▲5五歩 △4四金 ▲3五歩 △5五金 ▲3四歩(第2図)

▲3四銀と捨てるのが銀損定跡の始まり。この手で▲4六歩とつなぐような手もあるが、勢いがない。それよりも銀を捨てて一気に攻めようというのが銀損定跡の趣旨であり、相矢倉らしい攻め方と言える。

銀を捨てた後、一回▲5五歩と角道を止めるのが大きい。事前に6六銀型にしておくこともポイントである。

そして3筋の歩を伸ばしていって第2図。この3四歩の拠点は大きい。後手玉のコビンを攻めた急所の一手となっている。

第2図

第2図より △4三銀打 ▲1五歩 △同歩 ▲1四歩 △3七歩 ▲2八歩 △3四銀 ▲3五歩 △同銀左 ▲1五香(第3図)

手順が長くなってしまったが、▲1五歩から端を攻めるのが急所。将来▲2五桂と打ったときに端と3筋の両方に利いてくるため非常に効果的となる。

後手はなんとか△3四銀と歩を払って頑張るが、▲1五香と走った第3図は先手が好調である。

第3図

第3図以下は△1二歩、▲1八飛、△2四銀、▲2五桂と進行した。徹底的に端攻めを見せて、先手がじゅうぶんな展開と言える。

銀損定跡は先に駒損する代わりに先手が一方的に攻め続ける展開となる。攻め好きな人にはぜひおすすめしたい。攻める際には端攻めをうまく絡めるのがポイントになってくるようだ。

矢倉の急所―4六銀・3七桂型 (最強将棋21)



将棋界の連勝記録

プロ野球・楽天のマー君こと田中将大投手が21連勝という前人未到の連勝記録を達成した。長い期間に渡って勝ち続けるというのはずば抜けた技術と体力、そして何より精神力が無いと成し遂げられないことで、本当に素晴らしいの一言につきる。

ところで将棋界でも連勝記録の大記録を持っている棋士がいる。昭和62年に28連勝を記録した神谷広志七段である。

将棋は1対1の対戦で、どちらか一方しか勝てないゲーム。勝率5割が普通で、強い人でも7割程度である。そんな中、プロ同士の対局で28連勝というのは信じられない記録で、今後もそう簡単には破られないであろう。偉大な記録である。ちなみに2位は丸山忠久九段の24連勝。こちらもすごい記録である。

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