FC2ブログ
オーストラリアドル

NHK杯、丸山忠久九段の8六銀

今日放送されたNHK杯丸山忠久九段-飯島栄治七段の一戦はなんといっても第1図からの一手が勝負を分けた。

第1図

第1図より △8六銀!!(第2図)

まだ中盤のこの局面でいきなり歩頭に△8六銀!!。このような類いの手は終盤の速度争いではよく見られるが、中盤の早い段階で指されるのはちょっと見たことがない。

ただし指したのがスペシャリストの丸山九段だけに、ある程度このような筋があることは考えていたのだろう。それにしても驚かされる一手だった。

第2図

第2図より ▲8六同歩 △同歩 ▲同銀 △同飛 ▲8七歩 △8二飛(第3図)

第3図

飯島七段は▲8六同歩から精算する手を選んだが、第3図まで進むと後手がかなり得をしている。8筋の歩を交換した形になったし、先手の7七銀が持ち駒に移動したことで、先手陣が薄くなってしまっている。△8六銀が功を奏した一局であった。

佐藤康光の一手損角換わり (佐藤康光の将棋シリーズ)



スポンサーサイト



電王戦タッグマッチ第1試合、佐藤ポナンザ組が底力見せる

昨日行われた電王戦タッグマッチ。結果もさることながら内容が非常に興味深いところだったので、1局ずつ振り返っていきたい。

1回戦は阿部光瑠四段・習甦組-佐藤慎一四段・ponanza組の一戦。

第1図

第1図は後手が△7三桂と跳ねたところ。こういう手は人間には指しづらい。直感的に飛車が狭くなってまずいと感じてしまう。だがコンピュータ将棋はこういう手が大得意。飛車を取られても、その先の展開で攻めが続けばよしと判断する。

この手は「少し欲張った手」であり、人間同士の対局にこのような手がプラスされるだけでも、棋譜の内容がレベルアップしたと言えるのではないだろうか。

第2図

そして第2図。攻め続けた後手が有利かと思われていたが、金取りを無視しての▲6五歩がすごい勝負手であった。これも人間には指せないタイミングである。ここからは先手が有利となったようで、最後は相入玉になったものの先手が点数で有利となり、185手までで後手の投了となった。

第1試合からすごい大激戦だった。もうちょっとお遊びの緩い空気になるのかと思っていたらとんでもない。本気モードの対局であった。ponanzaが電王戦でも見せた受けの強さを発揮、そして随所で佐藤四段の判断力も光り、見事な逆転勝利となった。

第2回電王戦のすべて



アクセスカウンター
プロフィール

gyan

Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

日本将棋連盟モバイル
最新記事
カテゴリ
カレンダー
08 | 2013/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
広告
おすすめ
人気記事ランキング
参加ランキング
ブログパーツ