昨日のB級1組
順位戦では
広瀬章人七段が畠山鎮七段との1敗対決に快勝し、トップの座を守った。広瀬七段は王位を失ってからしばらく低迷していたが、今期は絶好調。持ち前の終盤力をいかした切れ味鋭い将棋を取り戻している。A級入りも時間の問題といった感じになってきた。
ここで先日放映されたNHK杯の渡辺明竜王戦の終盤を取り上げたい。第1図はすでに後手が優勢で、いかに決めるかという局面。

第1図より △7九馬 ▲同銀 △6八金
攻守の要である馬をばっさり切って△6八金とくらいつく。これで先手玉は寄っている。広瀬七段の強さが存分に発揮された一局だった。
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