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12月の予定

第3期女流王座戦
加藤桃子女流王座(1勝) - 里見香奈女流二冠(1勝)

第3局 12月4日(水) 静岡県静岡市 浮月楼
第4局 12月13日(金) 大阪府大阪市 関西将棋会館
第5局 12月20日(金) 東京都渋谷区 東京・将棋会館

第72期順位戦
B級1組 10回戦 12月5日(木)
B級2組 8回戦 12月5日(木)
C級1組 7回戦 12月17日(火)
C級2組 7回戦 12月10日(火)


将棋世界 2014年 01月号




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森内俊之名人、10期ぶり2度目のに竜王位に!!

第26期竜王戦第5局、渡辺明竜王-森内俊之名人は135手までで森内名人が勝利。スコアを4勝1敗として10期ぶり、2度目の竜王位獲得となった。渡辺竜王の連覇記録は9でストップとなった。

第1図

第1図は△5七銀と馬取りに銀を打ったところ。▲7八馬と逃げる一手かと思ったが、先手はここで一気に攻める。

第1図より ▲3三桂打 △同銀 ▲同桂成 △同玉 ▲3五香 △3四歩 ▲2一竜 △3一金打 ▲1一竜(第2図)

馬取りに構わず▲3三桂打と攻め合いに出たのが強い手で、勝因となった一手だった。以下△3一金打とさせることによって後手の持ち駒を減らして攻撃力を奪い、悠々と▲1一竜と香を取っておく。この緩急自在の指し回しが見事で、最後は渡辺竜王を圧倒しての勝利となった。

第2図

森内名人は見事に10期ぶりに竜王位に復位。また竜王・名人の2大タイトルを併せ持つのも2004年以来9年ぶり。今期は名人戦でも4勝1敗の圧勝だったが、その充実ぶりを証明するシリーズとなった。

一方渡辺竜王は棋王・王将の二冠に後退となってしまった。だが9連覇というのは素晴らしい記録であり改めて敬意を表したい。来年以降、ぜひ挑戦者として再び竜王戦に登場してもらいたい。


将棋世界Special.vol3「森内俊之」 ~宿敵・羽生との闘いの軌跡~ (マイナビムック) (マイナビムック 将棋世界Special vol. 3)




羽生三冠が王将戦の挑戦者に!

第60期王将戦の挑戦者決定リーグは1敗だった佐藤康光九段が郷田真隆九段に敗れて2敗目。この結果、最終局を待たずに5連勝の羽生善治三冠が挑戦者に決まった。

羽生三冠の王将戦登場は久保利明九段に敗れた2009年度以来、4年ぶり。また四冠以上を保持していたのもそのときの王将戦が最後であった。今期の王将戦は4年ぶりの王将復位と四冠復帰がかかる注目の戦いとなる。

迎え撃つ渡辺明王将としては正念場となる。竜王戦の結果はまだわからないが、今期は勝率も低く調子を崩しているのは明らか。やはり複数冠を持つプレッシャーは相当なものなのだろう。真価を問われる王将戦になりそうだ。


共鳴する頭脳 羽生善治対談集




女流名人位戦、中村真梨花女流が挑戦者に!

昨日、第40期女流名人位戦のリーグ戦最終局が一斉に行われ、1敗で単独トップだった中村真梨花女流二段が室田伊緒女流初段を破り、7勝1敗で見事に挑戦権を獲得した。今期の中村女流は1次予選からの出場だったが、見事な快進撃であった。

中村女流はこれで3度目のタイトル戦出場になる。過去2回は2009年の倉敷藤花戦、2012年の女流王将戦だったが、いずれも里見香奈女流に敗れている。3度目の正直での初タイトルに期待したい。


将棋世界 2014年 01月号




竜王戦第5局、またも往復ビンタ?

第26期竜王戦の第5局、渡辺明竜王-森内俊之名人の一戦が今日から始まった。注目の戦型はまたしても相矢倉に。ここまで来たら互いに変化するわけにはいかない、といったところだろうか。

第1図

そして第1図。第4局で渡辺竜王が指した▲2五桂を森内名人がそのまま採用。ここでは▲6五歩の宮田新手が多く、▲2五桂は近年では珍しい。その手が2局連続で現れたのには驚かされた。森内名人は再び往復ビンタを狙いに行っており、初日から早くも目が離せない展開となった。果たしてここからどういった展開となるのだろうか。

棋譜中継 http://live.shogi.or.jp/ryuou/


将棋世界Special.vol3「森内俊之」 ~宿敵・羽生との闘いの軌跡~ (マイナビムック) (マイナビムック 将棋世界Special vol. 3)




C1は糸谷、菅井が6連勝!

昨日、C級1組順位戦の6回戦が行われた。主な上位陣の結果と成績は以下の通り。


○糸谷哲郎六段(6勝)- ●高野秀行六段(2勝4敗)
○菅井竜也五段(6勝)- ●塚田泰明九段(1勝5敗)
●高崎一生六段(5勝1敗)- ○千葉幸生六段(4勝2敗)
○佐々木慎六段(5勝1敗)- ●片上大輔六段(3勝3敗)
○中村太地六段(5勝1敗)- ●斎藤慎太郎五段(3勝3敗)
○船江恒平五段(5勝1敗)- ●神谷広志七段(1勝5敗)

6勝 糸谷哲郎六段(9) 菅井竜也五段(28)
5勝1敗 佐々木慎六段(4) 中村太地六段(10)
     船江恒平五段(18) 高崎一生六段(20)
※ かっこ内は順位


3名いた全勝のうち糸谷六段と菅井五段はきっちり勝利を収めたが、高崎六段は痛恨の黒星。順位が低いため6番手まで下がってしまった。

この中で注目したいのが中村六段。残りの4局に船江五段、菅井五段との直接対決を残している。厳しい相手ではあるが、この2局を乗り越えれば逆転で昇級枠に滑りこめるチャンスはありそうだ。


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王将リーグ、羽生三冠がマジック1に

進行中の第63期王将戦の挑戦者決定リーグは羽生善治三冠が佐藤康光九段との全勝対決を制すると、昨日も久保利明九段に勝利。5連勝として挑戦権獲得にあと1勝と迫った。最終戦は豊島将之七段との対戦となっている。

ちょっと気が早いが羽生三冠が挑戦となれば今年の棋聖戦以来の羽生-渡辺のゴールデンカードとなる。新年早々面白い将棋が見られそうだ。しかも今回は羽生三冠が挑戦する立場。久々の四冠達成なるかという点も含め、ますます目が離せないシリーズになりそうだ。


共鳴する頭脳 羽生善治対談集




甲斐女流、倉敷藤花奪取で二冠に!

第21期倉敷藤花戦第3局、里見香奈倉敷藤花-甲斐智美女流王位は甲斐女流が勝利し初の倉敷藤花を獲得、女流王位と合わせて二冠に返り咲いた。一方の里見女流は女王と女流名人の二冠のみに後退となった。

最終局は甲斐女流のゴキゲン中飛車に対して里見女流が超速と呼ばれる3七銀型で迎え撃つ展開となった。

第1図

第1図より ▲2五歩 △1五銀 ▲1六歩 △4四歩 ▲1五歩 △4五歩 ▲2四歩 △5五角 ▲2三歩成 △4六歩 ▲3二と △4七歩成(第2図)

図から▲2五歩~▲1六歩と銀を取りに行ったのがどうだったか。駒得を狙う手だが、なんとなく勢いがないような気がする。第1図では▲5四歩という手があったようだ。△4五飛と桂馬を取られてしまうが、そこで▲5三歩成と成る手がある。こちらの方が積極的で、里見女流らしい展開だった。

第2図

一直線に終盤を迎えて第3図。ここから甲斐女流が会心の寄せを見せる。

第3図

第3図より △5七香 ▲同金 △7七桂成 ▲同桂 △8九銀(投了図)まで甲斐女流の勝ち

△5七香が決め手。金を上ずらせて△8九銀の手筋が決まった。以下▲同玉なら△7七角成で受けがない。

投了図

本局は甲斐女流の快勝だった。女流王位戦は凌いで勝つ展開が多かったが、今回は強烈な攻めを見せての勝利。第2局では居飛車を採用するなど、新境地を切り開いている。

やはり女流王位戦で里見女流を破ってタイトルを獲得したことが、大きな自信となっているのだろう。このところ男性棋士にも結構勝っており、充実著しい。これからのさらなる活躍を期待したい。

一方、半年前に五冠を保持していた里見女流だが二冠にまで後退してしまった。今シリーズに関しては内容が悪かったのも気になる。奨励会との掛け持ちは気持ちの切り替えという面で想像以上に難しいのかもしれない。

森内名人、奪取確率100%?

竜王戦は第4局を終えて森内俊之名人が渡辺明竜王を3勝1敗とリード。竜王位奪取に王手をかけている。

ここから渡辺竜王が巻き返せるのかどうかに注目が集まるが、過去の7番勝負において森内名人がスコアを3勝1敗としたときの結果を紹介したい。


2004年 王将戦 羽生善治 4勝2敗 ○●○○●○
2004年 名人戦 羽生善治 4勝2敗 ○○●○●○
2005年 名人戦 羽生善治 4勝3敗 ●○○○●●○
2006年 名人戦 谷川浩司 4勝2敗 ○○●○●○
2011年 名人戦 羽生善治 4勝3敗 ○○○●●●○
2013年 名人戦 羽生善治 4勝1敗 ○○●○○


このデータからもわかるように過去3勝1敗のスコアを迎えたことが6度あり、その全てを森内名人が制している。シリーズ序盤でリードを奪い確実に逃げ切るというのが、まさしく森内名人の必勝パターンと言える。

とはいえ、このままシリーズが終わるとも思えない。渡辺竜王は過去に3連覇後の4連勝を達成したこともある。ここからどこまで粘れるのか注目したい。


森内俊之の戦いの絶対感覚 (最強将棋塾)




倉敷藤花戦、甲斐女流が1勝を返す

本日行われた第21期倉敷藤花戦第2局、里見香奈倉敷藤花-甲斐智美女流王位は甲斐女流が勝利。スコアを1勝1敗のタイとして最終局に望みをつないだ。

第1図

本局は相掛かり腰掛け銀という古風な戦型に。里見女流が居飛車を指すようになったのは知られているが、このところ甲斐女流も居飛車にチャレンジしているようだ。

第1図は先手が4四角のラインを防いで▲6六歩と突いたところで次に▲8二角から駒得する手を狙っている。ここで後手が激しく攻め立てる。

第1図より △7七歩 ▲同金 △8五桂 ▲8六金 △7七角(第2図)

ゆっくりできない後手は△7七歩と叩いて一気に攻めかかる。最後の△7七角は強引だが厳しい攻め。ここからは後手の攻めが繋がるかどうかの戦いとなった。

第2図

ずっと難しい戦いが続いたのだが、最後は後手が先手玉を寄せ切って勝利を収めた。投了図からは▲6六同玉に△6八竜、▲7五玉、△6六角から追って詰む。後手の積極的な攻めが功を奏した一局だった。

投了図

これで1勝1敗。引き続き明日第3局が行われる。里見女流が三冠を死守するのか、甲斐女流が一気に二冠になるのか注目の一番となる。

森内名人、大熱戦制し竜王位に王手!

第26期竜王戦第4局、渡辺明竜王-森内俊之名人は144手の大熱戦の末に森内名人が勝利。成績を3勝1敗として竜王位奪取にあと1勝と迫った。

第1図

見所が多い将棋だったが、最も印象に残ったのは初日の夕方に指された△7五歩だった。このタイミングで強く攻め合いに出たのが好判断で以下は大激闘となったが、最後は後手がギリギリで先手の攻めをしのいで勝ち切った。森内名人にとっては後手番での大きな1勝となった。

渡辺竜王はついに後がなくなってしまった。第3局に勝って復調気配だっただけに、この将棋を落としたのは痛い。第5局以降、巻き返すことはできるだろうか。


将棋世界Special.vol3「森内俊之」 ~宿敵・羽生との闘いの軌跡~ (マイナビムック) (マイナビムック 将棋世界Special vol. 3)




竜王戦第4局、波乱の序盤に

森内俊之名人が渡辺明竜王に挑戦する第26期竜王戦の第4局が始まった。注目の戦法は相矢倉に。後手の森内名人が急戦策を見送ったため、過去3局とは違ったじっくりした序盤となった。

第1図

第1図は後手が△5九角と打ち込んだところ。この展開、以前はよく見かけたのだが最近ではほとんど現れない。先手の攻めがやや細く、後手が指しやすいと思われているため廃れてしまった変化である。その変化に先手の渡辺竜王があえて踏み込んだところが面白い。

第2図

そして第2図は4五の馬を△4四馬と引いたところ。この手は大変珍しく普通は△4四歩とするところ。おそらく渡辺竜王の研究を警戒し、実戦例の少ない変化を採用したのではないだろうか。この辺りの駆け引きは実に興味深い。

初日から激しい展開となった本局。明日は午前から一気に激しい戦いに突入しそう。果たしてどちらの構想が上回っているのだろうか。


矢倉の急所―4六銀・3七桂型 (最強将棋21)




明日から竜王戦第4局

明日から第26期竜王戦第4局が始まる。ここまで挑戦者の森内俊之名人が渡辺明竜王に対し2勝1敗とリード。森内名人は勝てば竜王奪取へ王手がかかる大一番となる。

戦型はここまで3局連続で急戦矢倉。互いに意地を張り合うシリーズとなっている。ここまできたら4度目の急戦矢倉に期待したい。

ニコニコ生放送では2日目の解説に羽生善治三冠が登場。貴重な解説になりそうで楽しみ。

初日(田中寅彦九段、鈴木環那女流二段)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv152238952


二日目(羽生善治三冠、藤田綾女流初段)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv152239390



共鳴する頭脳 羽生善治対談集




急戦矢倉の定跡・その3

かつては急戦矢倉は先手がやや有利とされてきた。しかしそれを覆したのが渡辺新手と呼ばれる優秀な構想である。

第1図は後手が△3三銀と上がったところ。この手が渡辺明竜王が2008年の竜王戦第7局(羽生-渡辺)で始めて指した新手。事前の練習将棋で当時三段だった阿部健治郎五段に指された手だったという。

通常、急戦の将棋では先手が2筋の歩を交換する展開が多い。この△3三銀は2筋の歩交換を防いで自分だけが一方的に得をしようという非常に欲張った構想なのだが、この手が成立するというのが新発見であった。

第1図

第1図より ▲6五歩 △7三角 ▲6六銀 △8四角 ▲7九角 △3一玉 ▲4六角 △9二飛(第2図)

先手はおとなしくしていると作戦負けになってしまう。そこで▲6五歩から▲6六銀と盛り上がるのが有力。以下▲4六角と角を活用して好調なようだが、後手もじっと△9二飛と耐える。

第2図

第2図より ▲7五歩 △同歩 ▲8六歩 △同歩 ▲8二歩 △7三桂 ▲8一歩成 △5二飛(第3図)

ここからの手順は竜王戦第7局の手順。先手は思い切って7筋、8筋を突き捨てて▲8二歩を実現させる。以下と金を作ったものの、△5二飛と回られた第3図は先手にとって自信のない展開だと思う。以下▲9一と、△5四銀と進んで後手のほうが駒に勢いがある。香得くらいではとても割に合わないのではないだろうか。

第3図

改めてまとめると、後手の△5五同角に▲2五歩と突くのは△3三銀の渡辺新手が有力で先手面白くない。そこで最近は△5五同角に▲7九角とする将棋が増えている。次回はそちらの形を説明したい。


永世竜王への軌跡




行方八段、好局をまさかのポカで落とす

NHK杯2回戦、行方尚史八段-大石直嗣六段が放映され、77手にて大石六段が勝利を収めた。

第1図

本局は途中まで行方八段が会心の指し回しを見せる。第1図の△4八銀が意外な手だが好手だった。3七にスペースがあるため普通は▲同金、△3九角、▲3七玉でぴったり受かる。ところが本局ではそこで△8五飛成(変化図)と桂を取る手がある。以下▲同飛成、△4五桂となれば細いながらも攻めが続きそう。

結局先手は第1図から▲7九銀と受けたが、これでは苦しい。このあたりははっきりと後手が優勢になっている。

変化図

好手を連発して優勢だった行方八段だが、終盤で馬をタダで取られるという大ポカをしてしまう。これが早指しの怖さなのだろうか。そこからは大石六段に形勢が傾き、そのまま終局。行方八段にとっては悔やまれる一局となってしまった。


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急戦矢倉の定跡・その2

そもそも急戦矢倉は基本的に後手が欲張った形である。先手が黙っていると後手は一歩を手持ちにして5四銀型の好形に組める。また角も5五~7三と2手で右辺へ転回でき、通常の3一~6四~7三というルートよりも手得している。

そこで先手は後手の欲張った構想をとがめるために強く戦うのがポイントとなる。消極的に受けているだけでは形勢を悪くしてしまう。

第1図は後手が5筋の歩を交換したところ。ここから先手は飛車先を伸ばす▲2五歩と、角のぶつけを狙う▲7九角が有力。順に説明していきたい。

第1図

第1図より ▲2五歩 △5四銀 ▲7九角 △7三角 ▲2四歩 △同歩 ▲同角 △2三歩 ▲6八角(第2図)

飛車先を伸ばす▲2五歩は自然な一手。対して△5四銀は昔よく指されていた一手。現在では△3三銀という渡辺新手が発見されてそちらの方が有力とされている。これについてはまた改めて説明したい。

先手の▲7九角は次に▲4六角のぶつけを狙っている。この戦型では基本的に角交換になったら先手が有利。なので後手は△7三角と角交換を避けておく。そこで先手は▲2四歩から一歩交換して▲6八角(第2図)と進行する。

△7三角のところ△2二角とこちらに引く手もよく指されていた。居角のまま先手陣を攻めようという狙いで、これも有力な指し方の一つ。攻め好きな人にはこちらをおすすめしたい。

第2図

第2図より △3一玉 ▲7九玉 △4四歩 ▲8八玉 △5二金(第3図)

ここからは互いにすぐに攻める手はないので持久戦となる。第3図は互いに玉を固めて形勢は互角といったところだろうか。後手もまずまず指せると思う。

第3図

第3図はこれからの将棋だが、後手としては2筋の歩を交換されているのが見た目以上に痛い。そこで2筋の歩を交換させまいという渡辺新手が登場する。その渡辺新手を次回説明していきたい。


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棋王戦、永瀬六段が羽生三冠破る大金星!

第39期棋王戦の準決勝の2局が行われ、永瀬拓矢六段が羽生善治三冠を破る大金星をあげた。永瀬六段は決勝で三浦弘行九段と対戦する。敗れた羽生三冠は敗者復活戦に回り、郷田真隆九段と対戦する。

第1図

第1図は△5三飛と打ったところ。これが5筋の攻めを狙いながら受けにも利いており一石二鳥の好手。以下先手は▲6九桂と粘ってきたが△4五桂と畳み掛けて一気に先手玉を寄せ切った。永瀬六段の会心譜と言っていい内容だった。

永瀬六段は元々勝率が高く有望な若手だったが、居飛車を指すようになってから安定感が増して一気にブレイクした感じがある。序盤の深い研究からきっちり押し切る将棋は相手にとって驚異的で、トップ棋士にとっても油断ならない相手だろう。ぜひタイトル戦に出てきてもらいたい棋士の一人である。


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B1豊島、B2佐藤が昇級に前進!

昨日は第72期順位戦のB級1組9回戦とB級2組7回戦が行われた。B級1組は豊島将之七段が1敗の広瀬章人七段を破り7勝2敗でトップに躍り出た。広瀬七段は6勝2敗。他には阿久津主税七段も6勝2敗と星を伸ばしており、この3人による争いとなりそうだ。

一方の残留争いは1勝8敗の高橋道雄九段と1勝7敗の鈴木大介八段が大ピンチ。高橋九段は早ければ次の10回戦にも降級が決まる可能性がある。前期までA級にいた底力に期待したいが・・・。

B級2組では若手の佐藤天彦七段が独走。7連勝で唯一の負け知らずとなっている。それを追うのが5勝1敗の先崎学八段、村山慈明六段、泉正樹八段という展開になっている。


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急戦矢倉の定跡・その1

近年、タイトル戦で急戦矢倉が指されることが多い。それも渡辺竜王はじめ、森内名人や羽生三冠といった超トップ棋士が指しているため俄然注目されている。そこで急戦矢倉の基本的な手順を紹介していきたい。

なおこの形は阿久津主税七段がよく指すことから「阿久津流」と呼ぶ人もいるが、元々古くからある仕掛けなのでここでは「急戦矢倉」で統一させていただく。

まず第1図が基本形となる。後手は6一金型にしているのが特徴で、飛車の打ち込みに強い。もし△5二金と上がってしまうと飛車打ちのスキができてしまうため急戦には向かない。このあたりは注意が必要になってくる。

対する先手だが、急戦矢倉を嫌うなら第1図以前の段階で飛車先の歩を早めに伸ばしてしまうとよい。ただし持久戦になったときにやや損とされる指し方であり、プロ間ではまず現れない。やはり第1図のような形で迎え撃つのが基本となる。

第1図

第1図より ▲2六歩 △8五歩 ▲7七銀 △5五歩 ▲同歩 △同角(第2図)

後手が急戦で来ることが確定したので先手は▲2六歩とする。急戦に対しては基本的に飛車先を伸ばすと覚えておくとよいと思う。

△8五歩と伸ばしてきた時に▲2五歩と突く手はある。昨年の王座戦(羽生-渡辺)で現れた形で、互いに飛車先の歩を交換する展開となる。ただし実戦例は少なく、▲7七銀と上がるほうが自然な感じがする。

▲7七銀に対して後手は△5五歩から歩交換して第2図。後手としては5筋の歩を手持ちにして次に△5四銀と立てれば好形となる。

第2図

なお、第1図からの▲2六歩にすぐ△5五歩と仕掛けるのは▲6五歩(失敗図)となって後手が悪くなってしまう。以下△5六歩と取れば▲2二角成、△同金、▲5五角の飛車金両取りの筋がある。なので一旦△8五歩と決める一手が必要となる。こういう細かい所はうっかりしやすいので注意したい。

失敗図


すぐ勝てる!急戦矢倉 (マイナビ将棋BOOKS)




A級順位戦、渡辺竜王が3勝目

A級順位戦の渡辺明竜王-久保利明九段の一戦は渡辺竜王が勝利。これで3勝2敗として挑戦権争いに踏みとどまった。久保九段は2勝3敗で黒星先行に。

これで5回戦までが全て終了。現時点の成績は次の通り。

5-0 羽生善治三冠(1)

3-2 渡辺明竜王(4) 深浦康市九段(7) 行方尚史八段(9)

2-3 三浦弘行九段(2) 郷田真隆九段(3) 屋敷伸之九段(5)
    佐藤康光九段(6) 久保利明九段(10)

1-4 谷川浩司九段(8)

(かっこ内は順位)

昇級争いは羽生三冠の独走だが、他に可能性があるとすればやはり渡辺竜王だろうか。残りを全勝できれば2敗でのプレーオフの可能性があるかもしれない。

一方の残留争いは全く先が読めない展開に。3勝2敗の深浦九段、行方八段にしても順位が低いためまだまだ安心できない。8人の棋士による空前の大混戦になりそうだ。


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11月17日は将棋の日

11月17日は「将棋の日」と定められており、毎年さまざまなイベントが行われている。例年12月頃にはその様子がNHKで放映されているのでご存知の方も多いのではないだろうか。

由来は江戸時代に徳川8代将軍の吉宗が11月17日に御城将棋を行っていたことから、1975年に日本将棋連盟がこの日を「将棋の日」と制定したとのこと。

イベントには毎年豪華なメンバーが出演する。今年は羽生三冠と森内名人も参加し、次の一手名人戦で2人の対局を見ることができる。将棋ファンにとって大満足のイベントになりそう。

C級2組、佐々木、大石が6連勝!

C級2組順位戦は6回戦が行われ、全勝の佐々木勇気四段と大石直嗣六段はともに勝って6連勝と星を伸ばした。1敗は澤田真吾五段、村田顕弘五段、髙見泰地四段、千田翔太四段の4人となっている。

先日、加古川青流戦で初優勝を果たした佐々木四段は好調を維持している。順位がいいので残り3勝1敗で昇級できるため、非常に有利な立場となってきた。期待の若手が順当に昇級するシーンが見られそう。

1敗の中では今期初参加の千田四段の健闘が目立つ。ここ2年、C級2組では船江恒平五段と斎藤慎太郎五段が1期抜けを果たしている。3年連続で新人の1期抜けが達成されるか注目したい。

井道女流初段がベスト4に初進出

第7期マイナビ女子オープンの準々決勝の井道千尋(いどうちひろ)女流初段-貞升南女流初段戦が行われ、153手の激戦の末に井道女流が勝利、自身初となるベスト4進出を決めた。

第1図

本局は形勢が二転三転する混戦となったが、105手目の▲7七歩(第1図)が冷静な一手で後手の角を封じ込めることに成功した。以下は着実な寄せで後手玉を寄せ切って井道女流が勝利を収めた。

本棋戦はベスト4に入ると来期は一斉予選を戦うことなく本戦から出場することができる。それだけに本局は井道女流にとって大きな勝利となった。準決勝では清水市代女流六段-室谷由紀女流初段の勝者との対戦となる。

JT杯、久保九段が2連覇達成!

第34回JT将棋日本シリーズ決勝は昨年と同じ羽生善治三冠と久保利明九段の顔合わせとなり、久保利明九段が勝って見事に2連覇を達成した。

第1図

大激戦の終盤となったが、図の▲6六馬の王手が決め手となった。この馬が4八に利いていて▲3七金と取ったときの自玉の詰みを消しており、最後は先手が競り勝った。

プロ棋界では振り飛車党が減少傾向にあるが、本局は久保九段が初手▲5六歩から華麗な捌きを見せての堂々の勝利だった。まだまだ振り飛車は通用するということを証明した素晴らしい将棋だったと思う。


久保の中飛車




倉敷藤花戦、里見女流が先勝

第21期倉敷藤花戦第1局、里見香奈倉敷藤花-甲斐智美女流王位の一戦が行われ、里見女流が104手までで勝利。防衛まであと1勝とした。

第1図

第1図は終盤戦。先手の▲9六角に対して△8七銀と打ったのが辛い勝ち方だった。角が逃げれば△5八とで必勝となる。以下数手で後手が勝利を収めている。本局は里見女流の手厚い指し回しが功を奏した形となった。

明日から倉敷藤花戦が開幕

明日から里見香奈倉敷藤花に甲斐智美女流王位が挑戦する第21期倉敷藤花戦が開幕する。

甲斐女流は今期は充実している。タイトルを取り戻し、男性のA級棋士、深浦康市九段から金星を上げるなど勢いがある。一気に二冠王となり里見女流と肩を並べたいところだろう。

一方、里見女流にとっては倉敷藤花は始めて獲った馴染み深いタイトル。ここのところ女流王位、女流王将と立て続けに奪われているだけに、そろそろ踏みとどまって女流第一人者の座を守りたいところ。

両者の対戦成績は里見女流の12勝5敗となっている。女流王位戦のような大熱戦を期待したい。

渡辺竜王、寄せ合い制し初勝利!

第26期竜王戦第3局、渡辺明竜王-森内俊之名人の一戦は終盤に激しい攻め合いとなったが、最後は後手の渡辺竜王が先手玉を寄せきって勝利。待望のシリーズ初勝利をあげてスコアを1勝2敗とした。

第1図

本局は途中まで受身に回っていた森内名人が果敢に攻め合いに踏み込んで大激戦となった。第1図は7八の竜取りを放置して▲2五歩と攻め合ったところ。ここで渡辺竜王が踏みとどまる。

第1図より △2七歩 ▲同飛 △7八金 ▲2四歩 △7九金(第2図)

一旦△2七歩と叩いたのが正確な一手だった。▲同飛と取らせることで先手玉が狭くなっていて、以下△7九金(第2図)と取った手が詰めろになるとの読み。一方後手玉は▲2三歩成とされても△3一玉で詰まない。渡辺竜王がギリギリの攻防を制して待望の初勝利をあげた。

第2図

連敗スタートの渡辺竜王だったが本局は内容がよく、不調から脱しつつあるのかもしれない。一方負けたとはいえ森内名人も持ち味を充分に発揮している。第4局以降もますます目が離せない展開となってきた。

四間飛車破り【急戦編】 (最強将棋21)



A級、羽生善治三冠が独走の5連勝!

A級順位戦5回戦の羽生善治三冠-屋敷伸之九段が行われ、後手の羽生三冠が勝ち5連勝、名人挑戦にまた一歩前進した。一方屋敷九段はA級入りしてから先手番の将棋を全て勝ってきたが、3期目にしてついに先手番初黒星。これで2勝3敗となっている。

それにしてもこのカードは羽生三冠が通算19勝2敗と一方的な成績となっている。屋敷九段が最後に勝ったのが1996年だそうで、その後17年間で1勝もできずに14連敗となってしまった。過去には三浦弘行九段が羽生三冠に15連敗したこともあり、A級棋士でもなかなか勝つことのできない羽生三冠というのは、もはや恐ろしいとしか言いようのない強さである。

もう1局、谷川浩司九段-郷田真隆九段は郷田九段が勝利。これで谷川九段は1勝4敗となりいよいよ苦しくなってきた。ここからの底力に期待したい。

迷いながら、強くなる (単行本)



竜王戦第3局、またしても急戦矢倉に

第26期竜王戦第3局、渡辺明竜王-森内俊之名人の一戦が始まった。注目の戦型は今シリーズ3度目の急戦矢倉となった。もはや両者意地を張り合っている感じである。

第1図

本局は昨年の名人戦第3局(森内-羽生戦)と同様の進行だったが、第1図の△2二玉が渡辺竜王が用意した新手だった。さらに第1図から▲9一角成に△4二金上。香損して馬まで作られながらも、じっと玉を囲うという考えづらい手順。普通に考えれば先手がよいはずだが、渡辺竜王はどれだけ勝算があるのだろうか。明日の進行から目が離せない。

渡辺流 次の一手 (SUN MAGAZINE MOOK)



明日から正念場の竜王戦第3局

森内俊之名人が渡辺明竜王に挑戦している第26期竜王戦の第3局が明日から行われる。

ここまで挑戦者の森内名人が2連勝。10連覇のかかる渡辺竜王にとっては追い詰められた状況で、正念場の一戦となる。後手番とはいえここで1勝を返さなければ防衛は厳しくなってしまう。

戦型はまた相矢倉になると予想したい。急戦矢倉が3局続くことはないだろうということで、じっくりした囲い合いになるのではないだろうか。渡辺竜王がどんな作戦を用意しているのか注目したい。

中継サイト
http://live.shogi.or.jp/ryuou/


ニコニコ生放送では初日の解説が田丸昇九段と上田初美女流三段、2日目が森下卓九段と安食総子女流初段です。

ニコニコ生放送 初日
http://live.nicovideo.jp/watch/lv152237731


ニコニコ生放送 2日目
http://live.nicovideo.jp/watch/lv152238398


明日対局。



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Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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