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ソフトを事前提供するとつまらなくなる?

第3回電王戦の大きな特徴の1つが、事前にソフトを貸出するということ。それに関して、「つまらなくなる」「棋士の研究を発表する場になってしまう」というような反対意見もあるようだ。

ただし、しっかり事前研究をして対局に挑むというのはプロ棋士としては当然のことである。自分は決して悪いことだとは思わない。むしろ簡単に必勝手順を見つけられてしまうとしたら、それはコンピュータ側にまだまだ隙があるということなのではないだろうか。

一つのアイデアとして、コンピュータの指し手にランダム性を持たせることはできないのだろうか。例えば一定の確率で2番目の候補手を指すようにするとか。それが難しければ序盤の作戦に幅を持たせるだけでも相手の研究を避けることができると思う。実際市販されているソフトは定跡をランダムで選択してくるはずである。

あと、研究にはまった後の指し方にも問題があるのかもしれない。電王戦を見る限り、コンピュータは不利になったときの指し手が淡白というか、暴発して大差で負けてしまうところがある。この辺りを解消できれば、序盤で多少不利になっても勝負形に持ち込めるのではないだろうか。

素人の意見で恐縮だが、コンピュータにはまだまだ課題が多くあるのだと思う。プロ棋士にしっかり準備されたときにそれが露呈してしまう可能性があるというのが現状だろう。だが課題が生まれるというのはプログラマーにとってもむしろ良いことである。そういう意味でも電王戦を開催する意義は大きいと思う。


マイナビ 将棋レボリューション 激指13




美濃囲いの崩し方

美濃囲いは実戦で最も多く登場する定番の囲いである。この囲いは横からの攻めに強く、居飛車党にとっては手ごわい相手。そこで基礎的な美濃崩しの手筋を紹介したい。

第1図はよく出現する形。もし銀が二枚あれば▲6二銀が絶好となるが、実戦ではなかなかたくさんの駒を得ることは難しい。そこで銀・香・歩という少ない持ち駒で攻略できないか考えてみる。

第1図

第1図より ▲6二香 △7一金(第2図)

6筋に歩が利かないので▲6二香と打つ。対して△同金なら▲7一銀でよし。また△5二金のかわすのは▲6一香成で成香を作って充分。そこで後手は△7一金と寄る一手。

第2図で▲6一銀と打ち込む手が見えるが、そのような重い手はいけない。筋よく攻める好手がある。

第2図

第2図より ▲9五歩 △同歩 ▲9二歩 △同香 ▲9一銀 △同玉 ▲7一飛成(第3図)

8二の玉が動けば7一の金を取ることができる。そこに目をつけて▲9五歩と端攻めするのが好手。以下▲9二歩~▲9一銀で玉を移動させて▲7一飛成が実現した。第3図は先手の必勝形。

なお持ち駒に歩がない場合は▲9五歩、△同歩に▲同香とむりやり端をこじ開ける手もある。以下△同香、▲9一銀と進んで金が取れる。多少強引だがこれも立派に攻めが成立している。

第3図

この▲6二香と端を絡める手はよく出てくる筋だが、意外と知らない人も多い。ぜひ実戦で試していただきたい。


佐藤康光の実戦で使える囲いの急所 (NHK将棋シリーズ )




用意周到だった船江五段

大晦日の電王戦リベンジマッチは船江恒平五段の快勝だった。強敵のツツカナ相手にここまで快勝できたのはやはり事前の準備が万全だったことが挙げられるだろう。

第1図

第1図はツツカナが△5六銀と出てきたところ。この直前までは昨年4月の電王戦第3局と全く同じ局面だった。そのときは△4四角と指していたが今回は△5六銀と後手が変化する形となった。

ただしこの攻めは船江五段の想定の範囲内だったようで、冷静に対処する。

第2図

数手進んだ第2図の駒割はほぼ飛車の丸得。船江五段がはっきり有利である。阿部-習甦戦を思わせるような、相手の無理攻めを咎めるという理想的な勝ちパターンとなった。

第3図

そして終盤を迎えた第3図。ここからの指し手はコンピュータの課題が出た部分だと思う。

第3図より △5六角成 ▲同銀 △9九と ▲6七銀 △4八金 ▲同玉(第4図)

まず角を切ったのは明らかに悪手だった。人間なら△5二金と逃げるか、△3五桂とプレッシャーをかけておくくらいか。悪いとはいえ、もう少し粘る余地があった。このような「開き直った勝負手」をコンピュータは指せずに暴発してしまうところがある。この辺りは改善が難しいのかもしれない。

そして船江五段の好手▲6七銀に対して△4八金もやってはいけない手だった。▲同玉で先手玉が広くなってしまい、これ以降は勝ち目がない。悪くなってからの指し方はまだまだ改良の余地があるように思えた。

第4図

本局はとにかく船江五段が強かった。並みのアマチュアなら1つの勝ちパターンを見出すことも難しく、また有利になっても途中で間違えて逆転を許してしまうだろう。研究の精度の高さと、それを勝ちに結びつける力。プロ棋士の底知れぬ強さを感じさせられた。


第2回電王戦のすべて




明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

昨年はやはり電王戦でプロ棋士が敗れたのが衝撃的でしたね。今年の将棋界はどんなドラマが起こるのか、楽しみにしたいと思います。


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プロフィール

gyan

Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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