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石橋幸緒女流が現役引退・LPSA退会

 28日、女流棋士でLPSAの会長を務める石橋幸緒氏が現役引退とLPSA退会を発表するという驚きのニュースが飛び込んできた。思えば昨年のボイコット騒動からちょうど1年になる。

 進退に関しては本人が決めたことであり自分は何も言うつもりはない。ただし、スポンサーを一方的に非難し、1年経っても謝罪の一つもない現状には失望せざるを得ない。厳しい言い方になるが、女流棋界を混乱させた責任は重いと思う。

 このところ女流棋界には里見さんの奨励会での活躍など明るい話題が多いが、そのほとんどが連盟側の話題であるというのも何とも皮肉である。二枚看板を失ったLPSAは、今後どうするのだろうか。


出だし4手で知る石橋幸緒の将棋レシピ―知ると、もっと楽しい将棋・序盤の指し方




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第3回電王戦出場棋士紹介その4~森下卓九段


森下卓九段プロフィール

棋士番号 161
所属 関東
師匠 花村元司
生年月日 1966年7月10日

棋風 居飛車党
順位戦 B級2組

棋戦優勝
第9回全日本プロトーナメント(1990年度)
第28回日本シリーズ(2007年度)
第29回日本シリーズ(2008年度)
第21回新人王戦(1990年度)
第6回天王戦(1990年度)

受賞
第15回将棋大賞 新人賞(1987年度)
第17回将棋大賞 敢闘賞(1989年度)
第18回将棋大賞 勝率第一位賞・最多勝利賞・最多対局賞・殊勲賞(1990年度)
第19回将棋大賞 技能賞(1991年度)
第22回将棋大賞 技能賞(1994年度)



 森下卓九段といえば本格派の居飛車党として知られ、堅実な棋風で常に高い勝率を誇ってきた超一流棋士。これまで竜王戦や名人戦をはじめ6度タイトル戦に出場したものの、不運にもタイトル獲得はまだなく「無冠の帝王」とも言われている。

 序盤の研究が熱心で、森下システムを編み出すなど近年の定跡の進歩に多大な貢献をした棋士の一人である。四間飛車に対する左美濃を多用し高勝率をあげ、四間飛車党を激減させた。また「駒得は裏切らない」という言葉でもわかるとおり、駒得を重視する棋風としても知られている。

 イメージ的にはどちらかというとアナログ的なタイプの棋士で、コンピュータ将棋とは対称的な考えの棋士だという感じがする。コンピュータという強敵を相手にどのような将棋を見せてくれるだろうか。


森下卓の矢倉をマスター (NHK将棋シリーズ)




2月の予定

第63期王将戦
渡辺明王将(2勝)- 羽生善治三冠(1勝)

第4局 2/18-19 青森県弘前市 弘前市民会館
第5局 2/27-28 神奈川県秦野市 元湯陣屋

第38期棋王戦
渡辺明棋王 - 三浦弘行九段

第1局 2/2 新潟県新潟市 新潟グランドホテル
第2局 2/22 石川県金沢市 北國新聞会館

第40期女流名人位戦
里見香奈女流名人(2勝)- 中村真梨花女流二段(0勝)

第3局 2/9 岡山県真庭市 湯原国際観光ホテル
第4局 2/20 東京都渋谷区 東京・将棋会館
第5局 2/27 大阪府大阪市福島区 関西将棋会館

第72期順位戦

A級8回戦 2/5
B級1組12回戦 2/13
B級2組10回戦 2/13
C級1組9回戦 2/4
C級2組9回戦 2/12


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羽生三冠、1勝を返す

 第63期王将戦第3局、渡辺明王将-羽生善治三冠は後手の羽生三冠が82手で勝利。これでスコアは羽生三冠の1勝2敗となった。

第1図

 第1図は後手が飛車取りを無視して△3九角と踏み込んだところ。これがいい勝負手であった。飛車の取り合いになれば後手陣の低い構えが活きる。

 第1図より ▲2四飛 △8七歩成 ▲同金 △8六歩 ▲8八金 △8四飛(第2図)

 ここで▲3八飛とすれば角が死んでいるが、△6六角成から猛攻を浴びそう。そこで▲2四飛と攻め合いに出たが、△8七歩成から形を乱した手が見た目以上に厳しかった。

 以下△8四飛と手を戻した第2図は次に△7七桂成~△8七歩成が残っており、後手がよさそうだ。羽生三冠の△3九角の勝負手が功を奏した一局だった。

第2図

 これで羽生三冠が待望の初勝利。シリーズの行方もわからなくなってきた。次の第4局がシリーズの行方を左右する大一番となりそうだ。


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羽生三冠、得意の手渡し

 第63期王将戦第3局、渡辺明王将-羽生善治三冠が本日よりスタート。注目の戦型は後手番の羽生三冠が急戦矢倉に出る展開となった。

第1図

 本局は初日から中央で駒がぶつかり合う激しい展開となった。そして迎えた第1図。ここから後手の羽生三冠が柔らかい指し回しを見せる。

 第1図より △6六歩 ▲同銀 △8六歩 ▲同歩 △8二飛(第2図)

 6筋を突き捨て、さらに△8六歩として玉頭に空間をあけてから△8二飛と引く。不思議な手順でちょっと思いつかない所。形を乱しておいてじっと手を渡すという、いかにも羽生三冠らしい指し回しである。

第2図
 
 第2図の局面でそのまま封じ手となった。先手も玉頭が薄いだけに、どうまとめるのか。明日の両者の戦いが注目される。


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明日から早くも王将戦第3局

 明日から第63期王将戦渡辺明王将-羽生善治三冠が始まる。第2局からほとんど間があかずに行われるため、両者がどのような準備を用意しているのか注目される。

 特に2連敗スタートとなった羽生三冠は本局で立て直せるかどうか。相変わらずのハードスケジュールで前局では疲れも感じさせたが、心機一転でいい将棋を見せてもらいたい。

 先手の渡辺王将はおそらく相矢倉を目指すだろう。羽生三冠が受けてたつのか、それとも変化に出るのか。どのような将棋になるのか楽しみだ。


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第3回電王戦出場棋士紹介その3~豊島将之七段


豊島将之七段プロフィール

棋士番号 264
所属 関西
師匠 桐山清澄
生年月日 1990年4月30日

棋風 居飛車党
順位戦 B級1組

受賞
第37回将棋大賞 勝率1位賞・最多勝利賞(2009年度)
第38回将棋大賞 新人賞(2010年度)
第39回将棋大賞 最多勝利賞(2011年度)



 若手のエース格である豊島将之七段。現在23歳の若さながら順位戦ではB級1組に所属、2010年度には王将戦で久保利明王将に挑戦し、2勝4敗で惜しくも敗れている。

 常に高勝率を誇り、通算200局以上で勝率が7割を超えているのは豊島七段と羽生善治三冠の2人のみ。圧倒的な勝ちっぷりで高い評価を得ていて、未来の名人候補との声があがるほどである。

 とはいえ、これまでタイトル獲得・棋戦優勝が一つもないのが意外。高い勝率の割にややインパクトに欠ける部分があるのも事実。ぜひ今回の電王戦で将棋ファンにその才能を見せつけてもらいたい。


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女流棋界の話題いろいろ

 ここのところ、女流棋界に関する動きがいくつかあったので紹介したい。



西山朋佳さんが奨励会初段に

 西山朋佳さんが奨励会初段に昇段する快挙を成し遂げた。これは女性として現行制度では里見香奈さんに次ぐ2例目のこと。まだ18歳と若く、里見さんに続いて三段入りも十分あり得るのではないだろうか。三段リーグ入りする人数を増やすことで、女性初の四段誕生の可能性もぐっと高まりそう。


高浜愛子さんが女流3級の資格を獲得

 勢いのある関西女流棋界にまた新しい女流棋士が誕生することになった。高浜愛子さんが研修会でC1クラスに昇級し、女流3級の資格を得た。年齢制限ぎりぎりでの嬉しい昇級となった。


中井広恵女流六段がフリーに

 LPSA所属だった中井広恵女流六段がLPSAを脱退し、今後はフリーで活動することになった。ただし、現役棋士がフリーという立場で公式戦に出るというのは、本来はあまり好ましくないのではないだろうか。今後どのように進展するのか注目したい。

王将戦、渡辺王将が2連勝!

第63期王将戦第2局、羽生善治三冠-渡辺明王将は114手までで後手番の渡辺王将が快勝。これで2連勝となり、防衛へ向けて大きく前進となった。

第1図

羽生三冠は不調というわけではないのだろうが、本局は不出来な将棋となってしまった。第1図を見ても、金銀四枚で囲っている割には駒が上ずっていて、あまり固い形になっていない。素人の感想で恐縮だが、いつもの羽生三冠らしい躍動感とか積極性が感じられない展開である。

△9五歩の端攻め以降は細い攻めをつなぐ渡辺王将がもっとも得意とする展開となり、後手がそのまま勝利をおさめた。ファンとしては途中で差がついてしまったのが残念な一局だった。第3局以降、羽生三冠の巻き返しがなるか注目したい。


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佐藤天彦七段が9連勝でB1に昇級!!

B級2組順位戦の9回戦が行われ、トップを独走する佐藤天彦七段は泉正樹七段に勝利。9戦全勝でB級1組への昇級を決めた。昇級決定は全クラスを通じて今期初となる。

佐藤七段は26歳になったばかりの関東期待の若手。来期のB級1組以上の顔ぶれの中では豊島将之七段に次ぐ2番目の若さとなる。新人王戦でも2度優勝するなど実績は抜群であり、上のクラスでの活躍が楽しみ。

残る1つの枠をめぐる争いは先崎学八段と村山慈明六段がともに勝利を収めて7勝1敗で並んでいる。元A級の先崎八段の久々の活躍は嬉しい。自力昇級をかけた残り2局の戦いぶりに期待したい。


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王将戦第2局、難解な力戦に

今日から始まった第63期王将戦第2局、羽生善治三冠-渡辺明王将は相掛かりの戦型となった。相矢倉を予想していただけに、意表を突かれる選択であった。初日に80手以上進んだ第1局とはうって変わって、本局はじっくりした長考合戦となった。

第1図

第1図が封じ手の局面でまだ38手しか進んでいないものの、互いに5段目に銀を繰り出して一触即発の局面になっている。

封じ手は▲7九玉くらいが無難だろうか。とはいえ8八の角が活用できていないのが気になる。先手の羽生三冠がどのような巧みな構想を用意しているのだろうか、明日の封じ手を楽しみにしたい。


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明日から王将戦第2局

明日から第63期王将戦第2局、渡辺明王将-羽生善治三冠が栃木県大田原市のホテル花月で行われる。

戦型は再び矢倉模様になることが予想される。現在流行中の▲2五桂を羽生三冠が選ぶのかどうか、あるいは後手の渡辺王将が急戦に出るのか。いずれにしても面白い将棋になりそう。最強の2人の戦いから目が離せない。


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第3回電王戦出場棋士紹介その2~佐藤紳哉六段


佐藤紳哉六段プロフィール

棋士番号 224
所属 関東
師匠 安恵照剛
生年月日 1977年8月29日

棋風 居飛車党
順位戦 C級2組

受賞
第33回将棋大賞 勝率1位賞・新人賞(2005年度)



第2局に登場する佐藤紳哉六段はユニークなキャラクターで知られ、多くの将棋ファンに愛される存在である。NHK杯のインタビューでの「豊島?強いよね」というネタは今ではすっかり定番となっている。

そんな佐藤六段だが将棋は本格派の居飛車党。長考派として知られ、気合の入った指し回しを見せる。2004年には新人王戦で決勝に進出。山崎隆之現八段に惜しくも敗れたものの、確かな実力を示している。

やねうら王との対決は「個性派対決」とも言われているが、実際は両者ともに屈指の実力派。手に汗握る好勝負を期待したい。

第3回電王戦出場棋士紹介その1~菅井竜也五段

3月から始まる第3回電王戦に向けて、出場棋士のプロフィールを簡単に紹介していきたい。まずは第1局に出場する菅井竜也五段から。


菅井竜也五段プロフィール

棋士番号 278
所属 関西
師匠 井上慶太
生年月日 1992年4月17日

棋風 振り飛車党
順位戦 C級1組

主な実績
第5回大和証券杯最強戦 優勝(2011年度)

受賞
第39回将棋大賞 新人賞(2011年度)



菅井五段が最もインパクトを与えたのが大和証券杯最強戦だった。羽生名人ら強豪を次々と撃破し棋戦初優勝。当時四段だったが、「類まれなる成績」により特例で五段昇段が認められた。

棋風は振り飛車党で早見え・早指し。久保利明九段を連想させるような軽い捌きが魅力。石田流・ゴキゲン中飛車を得意とし、常に高い勝率を誇る若手のホープである。

前回の電王戦では振り飛車は1局も登場しなかった。今回は菅井五段が振り飛車を採用するのは確実。どのような将棋になるのか今から楽しみだ。


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女流名人位戦、里見女流が快勝スタート

里見香奈女流名人に中村真梨花女流二段が挑戦する第40期女流名人位戦第1局が行われ、148手にて後手の里見女流が勝利を収めた。

第1図

第1図は後手が2二の馬をタダ捨てした局面。この手がぴったりの決め手だった。以下▲同玉、△6八竜、▲6七桂、△7七角と進んで先手玉は詰んでいる。寄せをきっちり読みきった里見女流の快勝で、5連覇へ向け好スタートとなった。

女流名人位戦、明日から開幕

明日から第40期女流名人位戦が開幕する。対戦カードは里見香奈女流名人-中村真梨花女流ニ段という注目の顔合わせとなった。

中村女流は過去2度タイトル戦に出場しているが、いずれも里見女流を相手に0-2、1-2で敗れている。今回こそは3度目の正直で初タイトルを目指したいところ。普段の攻撃的な将棋を貫ければ、充分勝機をつかめるのではないだろうか。

昨年の里見-上田戦は女流棋界の歴史に残る死闘であった。それを上回るような熱戦を期待したい。

A級、郷田九段が3勝目

第72期順位戦A級の三浦弘行九段-郷田真隆九段戦が行われ、郷田九段が勝利。これで3勝4敗とし、残留へ一歩前進した。三浦九段は2勝5敗。

これで7回戦までが終了。注目の残り1つの枠をめぐる残留争いは以下の通り。

3勝4敗 郷田九段(3)、屋敷九段(5)、佐藤九段(6)、久保九段(10)
2勝5敗 三浦九段(2)

三浦九段がピンチだが、3勝の4人より順位がいいのが救い。残り1つでも勝てば順位差で残留の可能性がある。最後の最後までもつれることになりそうだ。


トップ棋士頭脳勝負 イメージと読みの将棋観3




B級1組、広瀬、阿久津が2敗守る

第72期順位戦B級1組の11回戦が行われた。その結果、昇級争いはほぼ下記の4名に絞られることになった。(かっこ内は順位)

8勝2敗 広瀬章人七段(8)、阿久津主税七段(9)
8勝3敗 豊島将之七段(13)
7勝3敗 丸山忠久九段(5)

広瀬七段、阿久津七段は2敗を守ったものの、豊島七段は橋本崇載八段に敗れ痛すぎる3敗目。順位が悪いだけに、昇級は一気に厳しくなった。変わりに浮上してきたのが実力者の丸山九段。次に広瀬七段との直接対決があるため、自力での昇級の可能性が浮上した。この大一番の行方に注目したい。

一方の残留争いは大詰めを迎えている。現在の成績はこちら。

3勝7敗 木村一基八段(6)
2勝8敗 鈴木大介八段(10)
1勝9敗 高橋道雄九段(1)

鈴木八段と高橋九段はともに残り2連勝が残留への絶対条件と非常に厳しい立場となった。2連勝しても他の棋士の結果によっては降級となってしまう。2人の最後の意地に期待したい。



広瀬流穴熊 終盤の極意




三段の新人戦優勝時の扱いについて

昨年の新人王戦で史上初めて奨励会の都成竜馬三段が優勝したことは記憶に新しいが、今後三段が新人王になった場合に、次点が1つ得られることになった。都成三段にも次点が1つ与えられる。

今回のルール改正は非常によかったのではないだろうか。新人王戦優勝はそう簡単にできるものではなく、非常に価値がある。ただし無条件でプロ入りを認めてしまうと、三段リーグの重みが薄れかねない。次点1つというのは最もバランスの取れた決定だったと思う。


C級2組、大石、澤田がマジック1に

C級2組順位戦は8回戦が行われた。トップの大石直嗣六段は佐藤慎一四段を下し8連勝。1敗勢は澤田真吾五段と千田翔太四段の2人が勝って1敗を守ったものの、佐々木勇気四段と村田顕弘五段は痛恨の敗戦を喫して2敗となった。

この結果、大石六段と澤田五段は昇級まであと1勝となった。今の充実ぶりからして、ほぼ当確と言っていいだろう。残る3つめのイスだが、次の9回戦で7勝1敗の千田四段と6勝2敗の佐々木四段の直接対決があり、これを制したほうが大きく昇級に近づくことになる。果たして大一番を制するのはどちらだろうか。

渡辺王将、激戦制してまず1勝

第63期王将戦第1局、渡辺明王将-羽生善治三冠の一戦は135手にて渡辺王将が幸先よく勝利を収めた。

本局は初日に87手目まで前例をなぞり続けるという展開に。封じ手の88手目△6九銀から一気に激しい終盤戦へとなだれ込んでいった。

第1図

第1図は120手目△6六同角の場面。ここからの渡辺王将の対応が力強かった。

第1図より ▲7七金 △8五桂 ▲6六金(第2図)

持ち駒を打つと攻撃力不足に陥ってしまう。そこで▲7七金とギリギリで受ける。△8五桂が厳しいようだが強く▲6六金!が決め手となった。

第2図

第2図は後手玉に詰めろがかかり、一方先手玉は怖いが詰みを逃れている。渡辺王将が持ち前の見切りのよさを発揮して激戦を見事に制した。

渡辺王将としては本局は自信を取り戻す1勝となったことだろう。終局後のホッとした様子が印象的だった。昨年は竜王を失ってしまったが、本シリーズでは本来の強さを発揮してくれるだろう。


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王将戦第1局、相矢倉の激しい展開に

第63期王将戦渡辺明王将-羽生善治三冠の第1局がいよいよ始まった。注目の戦型は相矢倉となった。個人的には羽生三冠の後手では横歩取りになるかと思っていただけに、意表を突く展開だった。

第1図

初日からハイペースで進み、第1図は87手目▲6六桂が指された局面。実はここまで昨年12月の棋王戦、永瀬-羽生戦と同じだというから驚きである。別の形で「91手定跡」というのがあるが、この形はもしかしたら「87手定跡」と呼ばれるようになるかもしれない。

この▲6六桂は永瀬拓矢六段の新手のようで、次に▲7四桂と歩を取って▲4二歩と打とうという狙い。変わった手だが有力そうで、ここで羽生三冠がどう応じるかが見もの。△4三金と成桂を外しにいくか、あるいは△6九銀で攻め合いに出るか。次の一手が本局の明暗を分けることになりそうだ。


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いよいよ今日から王将戦が開幕!!

ファン待望の第63期王将戦七番勝負、渡辺明王将-羽生善治三冠がいよいよ今日から開幕する。第1局は静岡県掛川市の掛川城で行われる。

渡辺王将としては竜王失冠直後のタイトル戦であり、試練のシリーズとなる。一方の羽生三冠は久々の四冠目のチャンスだが、本人は平常心で臨むことだろう。

直近の両者によるタイトル戦は昨年の棋聖戦で、羽生三冠が3勝1敗で勝っている。このときの羽生三冠の3勝はいずれも横歩取りであり、今シリーズも横歩取りが1つのポイントになってくるのではないだろうか。

対戦成績は26勝26敗と五分であり、どちらが勝つかは全く予想できない。将棋界最強の2人による素晴らしい将棋に期待したい。


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羽生三冠7連勝、名人挑戦へあと1勝

第72期順位戦A級7回戦、羽生善治三冠-久保利明九段は羽生三冠が勝利。無傷の7連勝でプレーオフ以上が確定。残り2局のうち1勝すれば3年連続の名人挑戦が決まる。久保九段は3勝4敗と黒星先行。

また2敗だった深浦康市九段は屋敷伸之九段に敗れ3敗となり脱落。この結果、挑戦者の行方は羽生三冠と5勝2敗の渡辺明二冠の2人に絞られることになった。

残る1つの降級枠をめぐる争いは大混戦。久保九段、屋敷九段はともに3勝4敗で、まだまだ油断できない。最終戦までもつれ込むことは間違いないだろう。


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谷川浩司九段、A級陥落

昨日の第72期順位戦A級の深浦康市九段-屋敷伸之九段は屋敷九段が勝利して3勝目をあげた。この結果、1勝6敗の谷川浩司九段の9位以下が決まり、B級1組への降格となった。

谷川九段は連続でA級以上を32期務めた。大山15世に次ぐ2位の記録で、改めて偉大さを感じさせる。得意の光速の寄せでファンを魅了し続けてきたが、会長職との兼ね合いもあり、今期順位戦は厳しい戦いを強いられていた。とはいえ2戦を残しての降級は寂しい限り。

近年では名人経験者でもB級で戦う棋士が増えている。佐藤康光九段、丸山忠久九段もそう。かつては中原誠16世名人もB級で指していた。谷川九段はすでに現役続行を明言しており、来期はB級1組で戦うこととなる。心機一転、谷川九段らしい積極的な将棋を見せてもらいたい。


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うっかりしやすい幽霊角

先日放映されたNHK杯の三浦弘行九段-高崎一生六段戦。白熱した一戦だったが、印象に残ったのが第1図の局面。

第1図

この△1五角が面白い手だった。一部では「幽霊角」などと呼ばれている手で、居飛車党の立場からするとうっかりしやすい手なのではないだろうか。おそらく三浦九段も見えていなかったと思う。

この手は次に△4八角成~△5七銀を狙っており、▲4七銀とかわしても△3一飛と回られて先手が苦しそう。結局先手は▲3七歩と受けたが、こう指すようでは居飛車が不満な中盤だろう。

最終的には後手が敗れてしまったが、△1五角の幽霊角は居飛車の意表を突くことが多く、有力になる場合が多い。非常に参考になる一手だった。


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糸谷六段、全勝守る

第72期順位戦C級1組は8回戦が行われた。7戦全勝でトップの糸谷哲郎六段は小林裕士七段を下し8連勝。全勝を守り昇級へマジック1とした。2番手グループは7勝1敗で佐々木慎六段、中村太地六段、高崎一生六段が並んでいる。菅井竜也五段は痛い2敗目を喫して昇級争いから脱落となった。

糸谷六段は早指しの強さ、そして糸谷流右玉など個性的な戦法で知られてきた若手の有望棋士。持ち時間の長い順位戦にも慣れてきたのか、抜群の強さを見せている。もう当確と言ってもいいのではないだろうか。2番手争いは混戦だが、順位のいい佐々木六段が現状では有利。人気の中村六段を応援しているファンも多いだろうが、果たして逆転昇級はなるだろうか。


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渡辺二冠5勝目、谷川九段は崖っぷちに・・・

昨日からA級順位戦7回戦がスタート。渡辺明二冠-谷川浩司九段は渡辺二冠が勝利。5勝2敗として挑戦に望みをつなげた。一方の谷川九段は1勝6敗となりいよいよ残留が苦しくなった。

前期も2勝7敗という苦しい星での残留だった谷川九段。やはり50代に入って厳しくなってきた部分はあるのだろう。だが一方で達人戦で優勝しているように、まだまだ力は衰えていないはず。ファンからの絶大な人気を誇る大棋士だけに、何とかA級の座を死守してもらいたい。


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三浦弘行九段、棋王に初挑戦!!

新年最初の大一番となった第39期棋王戦挑戦者決定戦第2局、三浦弘行九段-永瀬拓矢六段は後手の三浦九段が勝利。初の棋王戦の挑戦者となり、渡辺明棋王に挑むことになった。

第1図

本局は横歩取り。後手の攻めが切れているかと思われたが、第1図の△4六銀と捨てた手が勝負手だった。▲同銀なら△6八桂成~△3八角成と金を取れる。実戦は▲5六歩、△3七歩成、▲4六銀、△5六角・・・と進行。9二の角が働き、一気に勝負形となった。

終盤は大激戦で形勢が二転三転したが、最後は三浦九段が混戦を制して勝利を収めた。144手の大激戦だった。

三浦九段は2010年の名人戦以来、4年ぶりのタイトル戦登場となる。かつて羽生七冠のタイトルの一角を崩したが、それ以来タイトル獲得はない。久々のタイトル奪取に期待したい。


三浦流右四間の極意―四間飛車をやっつけろ




本日いよいよ棋王戦挑戦者決定戦第2局

本日いよいよ注目の棋王戦挑戦者決定戦第2局、三浦弘行九段-永瀬拓矢六段が行われる。本局を制したほうが渡辺明棋王への挑戦権を得ることになる。

三浦九段は勝てば4年ぶりのタイトル戦、永瀬六段は初のタイトル戦となる。もし永瀬六段が挑戦者になれば久々の20代同士のタイトル戦となる。たしか羽生三冠がまだ20代だったとき以来だから、14年ぶりのことになるのではないか。どちらが勝つのか注目の一戦である。


中継サイト
http://live.shogi.or.jp/kiou/



将棋世界 2014年 02月号 [雑誌]




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gyan

Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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