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王座戦第3局、豊島七段が1勝を返す

 羽生善治王座に豊島将之七段が挑戦する第62期王座戦第3局は横歩取りの激戦の末、100手にて後手番の豊島七段が勝利。待望のシリーズ初勝利をあげ王座奪取に望みをつないだ。

投了図

 ずっと後手の攻めが細い感じの展開が続いていたが、巧みに手をつないだ豊島七段が最後は羽生玉を中段に追い込んで寄せきった。投了図で▲4六銀の受けなら△7四金~△5四歩の筋で詰む。

 豊島七段にとっては後手番での貴重な1勝。何より得意の横歩取りで勝ったことは今後につながる勝利となっただろう。次の第4局でどのような戦いぶりを見せてくれるだろうか。


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山田久美女流、25年ぶりのタイトル挑戦!!

 第22期倉敷藤花戦の挑戦者決定戦、山田久美女流三段-貞升南女流初段が行われ、149手で先手の山田女流が勝利。甲斐智美倉敷藤花への挑戦権を手にした。1989年度の女流王将戦以来、実に25年ぶりのタイトル挑戦となる。

 本局は序盤で作戦勝ちになった山田女流が丁寧な指し回しで隙を見せず、そのまま押し切る快心の将棋だった。特に第1図からの3手が印象深い。

第1図

第1図より ▲5九角 △5八銀 ▲3七飛(第2図)

 1五の香を▲5九角と守る。そして△5八銀の両取りを誘っておいて▲3七飛が見事な切り返し。これで後手が困っている。以下角と金の取り合いになったが、先手の飛車が目いっぱい働きだしたのに対し、後手の銀が5九に遊ぶ形になってしまった。

第2図

 第2図ではっきり優勢となった山田女流がこのまま押し切って完勝。ベテランの底力をまざまざと見せつけた一局となった。

 山田女流といえば90年代頃にNHK杯の司会をつとめていたため、古くからのファンにとっては馴染みの深い女流棋士である。タイトル戦でどのような将棋を見せてくれるか楽しみだ。


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B1、佐藤七段が5連勝で単独トップ

 第73期B級1組順位戦の5回戦が行われた。現在の上位の成績は以下の通り。

5勝0敗 佐藤天彦七段
4勝1敗 山崎隆之八段、木村一基八段
3勝1敗 丸山忠久九段

 佐藤七段は豊島将之七段との若手対決を制して5連勝。これで順位戦での連勝記録はついに18となった。この勢いはまだまだ止まりそうにない。一方の豊島七段は2勝3敗。王座戦でも初勝利が出ず、調子が下降気味なのが気がかり。

 こちらも初のA級を目指す山崎隆之八段は藤井猛九段に敗れて痛い1敗。次の6回戦の佐藤七段戦は中盤の大きな山場になる。勝ったほうが昇級に大きく前進することになりそうだ。


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羽生王位、堂々の防衛

 第55期王位戦第7局、羽生善治王位-木村一基八段が行われ、119手で先手の羽生王位が勝利。4勝2敗1持将棋として王位防衛を果たした。これで通算16期目の王位となった。

第1図

 第1図は▲3三歩と軽手を放ったところ。以下△同飛に▲2四銀と絡むのが厳しい。羽生王位らしい的確な攻めの連続で、木村八段としては粘る余地がない展開だった。結局このまま羽生王位が押し切って勝利を収めた。

 これで見事に王位を防衛。今シリーズは出だしの3局こそ1勝1敗1持将棋と苦戦気味だったが、そこからは底力を発揮して徐々に挑戦者を突き放した。結果的には完勝で、羽生王位の強さが存分に発揮されたシリーズだった。


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今泉さん、苦戦をしのいで逆転勝利!

 今泉健司さんが挑むプロ編入試験の五番勝負第1局、宮本広志四段戦は後手番の今泉さんが逆転で勝利、幸先のよいスタートを切った。

 本局は先手の宮本四段が中飛車から玉を左に囲う、いわゆる「中飛車左穴熊」を採用。これは実は今泉さんが得意としていており、一部で流行している戦法である。

 これに意表を突かれたのか今泉さんは中盤でははっきり不利に陥ってしまう。しかしここからが真骨頂。自玉の固さを最大限に生かしてくらいつき、最後は逆転。今泉さんが底力を見せて貴重な1勝目をあげた。

 それにしてもプレッシャーのかかる初戦でのこの逆転勝ちは本当に大きい。次局以降への勢いにつながったのではないだろうか。この調子で何とかあと2勝をつかみ取ってほしい。


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今泉さんのプロテスト始まる

 今泉健司さんのプロ編入試験五番勝負がいよいよ今日からスタートした。対戦相手は以下の通り。

第1局 宮本広志四段 9月23日
第2局 星野良生四段 10月5日
第3局 三枚堂達也四段 未定
第4局 石井健太郎四段 未定
第5局 竹内雄悟四段 未定

 瀬川晶司五段のプロテストのときはあくまで特例であり、制度化されてからは初のプロ試験となる。今後のプロ入りへの道を切り開くという意味でも今泉さんにはぜひとも試練を突破してプロ入りを果たしてもらいたい。

ニコニコ生放送による第1局の生中継
http://live.nicovideo.jp/watch/lv192706926



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話題のタッグマッチについて

 今、電王戦タッグマッチが巷で話題となっている。現在はイベント的に行われているが、2016年からは正式な棋戦(非公式戦)という形で開催されるようだ。

 これに対して一部で猛反対する意見もあるようだが、自分は何も問題ないと思っている。これが名人戦や竜王戦にコンピュータを持ち込む、というような内容であれば大問題だが、独立した棋戦としてやる訳であり、また非公式戦ということで棋士の通算成績には含まれない形である。将棋の魅力を損ねるということにはならないと思う。

 ただし、この棋戦が10年、20年と続くかというと、そうは思えない。おそらく2、3回やったらマンネリ化して飽きられてしまうのではないだろうか。やはり人間同士で戦うほうが面白い、ということを強調しておきたい。


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C2、永瀬六段が2勝目をあげる

 第73期C級2組順位戦の4回戦が行われた。全勝を守った棋士は以下の通り。

4勝0敗 千田翔太四段、村田顕弘五段、横山泰明六段、中村亮介五段、岡崎洋六段

 全勝は5名に。中でも千田四段は評価が抜群に高く、勝率もよい。まだ岡崎戦、横山戦と直接対決を残しており油断はできないが、今の勢いならこのまま独走で昇級を決めそうな予感がする。

 また永瀬拓矢六段は西川和宏四段に対して2度の千日手の末に勝利し、2勝2敗としている。難敵に対して持ち味を発揮しての大きな1勝となった。ここからどこまで巻き返せるか注目したい。


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倉敷藤花戦、山田-貞升の挑決に

 甲斐智美倉敷藤花への挑戦者を決める第22期倉敷藤花戦の予選はいよいよ挑戦者決定戦に進出する2名が決定。山田久美女流三段と貞升南女流初段の組み合わせとなった。

 今期の予選は全く思いもよらない展開となった。現役タイトル保持者をはじめとする実力者が次々と敗退。ベスト8の時点でタイトル獲得歴のあるものはわずか1名という大混戦であった。

 山田女流が挑戦者になれば1989年の女流王将戦以来、実に25年ぶりのことのようだ。女流棋界でここまで長い時間を経てのタイトル再挑戦というのはおそらく前例のない新記録であろう。達成されれば歴史に残る素晴らしい記録となりそうだ。

 一方の貞升女流は今期ここまで11勝3敗と絶好調。居飛車党で急戦を得意とする本格派。こちらは初のタイトル戦出場がかかっている。果たして大混戦の予選を勝ち抜いて挑戦者となるのはどちらとなるだろうか。


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羽生王座2連勝、早くも防衛に王手

 第62期王座戦第2局、豊島将之七段-羽生善治王座は角換わりの戦型となったが後手番の羽生王座が勝利。2連勝で防衛に早くも王手をかけた。

投了図

 投了図は羽生王座が△4二金打といわゆる「激辛流」の一手を指したところ。角が入れば先手玉が詰むため、先手は指しようがない。ここで豊島七段無念の投了となった。

 それにしても本局の羽生王座の勝ち方はあまりにも強烈。かつての大山康晴15世名人がやっていた、ライバルに対して苦手意識を植え付けるような将棋だった。今後の対戦を見越してのことだったのかもしれない。苦しくなった豊島七段だが、第3局では意地を見せてほしい。


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B級2組、糸谷七段が4連勝で単独トップに!

 第73期順位戦B級2組の4回戦が行われ、糸谷哲郎七段が杉本昌隆七段に勝って4連勝で無敗を守った。この時点で全勝は糸谷七段ただ一人となった。

 糸谷七段は竜王戦の挑戦者にもなっており今期は絶好調。実力的に見てこのクラスでは頭一つ抜けている。今後も難敵との対戦が続くが、糸谷七段なら易々と乗り越えそうな気がする。それくらい今の糸谷七段には圧倒的な勢いがある。

 それを追う1敗勢は10名と混戦だが、有力なのはやはり若手の稲葉陽七段あたりか。前期は昇級争いに絡めなかったが、2期目となる今期は本来の実力を見せてくれそうだ。


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C1、菅井五段ら3人が負けなしの4連勝

 C級1組順位戦は4回戦が行われた。首位を走る菅井竜也五段は阪口悟五段に勝って4連勝として無敗を守った。一方、全勝者のうち高崎一生六段、阿部健治郎五段は初黒星を喫する結果となった。

 ここまでの全勝は以下の通り。

4勝0敗 菅井竜也五段、澤田真吾五段、平藤真吾七段

 若手による熾烈な争いの中、平藤七段の活躍が光る。前期は降級点となり今期の順位は最下位という苦しい立場での4連勝は見事。連勝をどこまで伸ばせるのかが楽しみだ。


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新人戦決勝はフレッシュな顔合わせに

 第45期新人王戦佐々木勇気五段と阿部光瑠四段が決勝3番勝負に進出。期待の若手同士のフレッシュな顔合わせとなった。

 佐々木五段は現在20歳。昨年の加古川青流戦でも優勝したが、ファンの間で最も印象深いシーンと言えば今期NHK杯の渡辺明二冠戦の勝利ではないだろうか。強敵に競り勝ち、勢いに乗る若手の強さを深く印象づけた一局であった。

 一方の阿部四段も20歳。第2回電王戦で勝利して以来、久しぶりの大舞台への登場となる。まだまだ荒削りだが、大きな将来性を感じさせる棋士の一人である。

 20歳同士の好カードとなった3番勝負。これから棋界を担っていくであろう二人の戦いに注目したい。


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A級、行方八段が全勝守る

 第73期A級順位戦は3回戦が終了。行方尚史八段は三浦弘行九段を下して負けなしの3連勝。佐藤康光九段とともにトップに立っている。三浦九段は3連敗。

 ここまでの成績は以下の通り。

3勝0敗 行方尚史八段 佐藤康光九段
2勝1敗 森内俊之竜王 深浦康市九段 郷田真隆九段 広瀬章人八段
1勝2敗 久保利明九段
0勝3敗 渡辺明二冠 三浦弘行九段 阿久津主税八段

 3回戦で森内竜王が1敗を喫したことで、挑戦権争いは混戦模様となってきた。まだ名人挑戦の経験がない行方八段、深浦九段あたりはいつ挑戦者になってもおかしくない実力者あり、初挑戦へ向けた今後の戦いぶりに注目したい。

 三浦九段は残留へ向けて苦しい展開。だがA級から1度も落ちたことがなく残留力には定評があるだけに、ここからの粘りに期待したい。


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木村八段、2勝目をあげる

 第55期王位戦第6局は先手番の木村一基八段が羽生善治王位に勝利。成績を2勝3敗1持将棋とし、タイトル奪取に望みをつなげた。

第1図

 本局のハイライトは何と言っても第1図の▲2五桂だった。△同金なら▲同馬から詰めろが続き先手の勝ち。よって△同歩の一手だが、それから▲3四馬とするのが継続の狙い。

 ▲3四馬に対して△3三桂ならそこで▲3五馬が王手となる。この手が王手になるのが▲2五桂の効果で、以下は一手一手の寄りとなる。木村八段が華麗な寄せでカド番をしのいだ。

 次の第7局では後手番となる木村八段。再度カド番をしのいで最終局に望みをつなぐことができるだろうか。


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糸谷六段、羽生名人破り竜王戦の挑戦者に

 第27期竜王戦挑戦者決定戦第3局は糸谷哲郎六段が羽生善治名人をくだし、2勝1敗で見事に初のタイトル戦挑戦を決めた。

第1図

 第1図は糸谷六段が▲3三歩と叩いたところ。このタイミングの叩きが絶妙でペースを握ったようだ。以下△3三同桂と後手玉を薄くしておいてから▲8三角と左辺からの強烈な攻め。糸谷六段が力強い指しまわしで見事に第一人者を打ち破った。

 若手の竜王挑戦と言えば10年前の渡辺明二冠が思い出される。当時の森内俊之竜王相手に4勝3敗で見事に初タイトルを獲得している。はたして糸谷六段も同様にビッグタイトルを獲得し、スターの仲間入りを果たすことができるだろうか。注目の七番勝負となりそうだ。


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王座戦、豊島七段、初戦飾れず

 第62期王座戦第1局、羽生善治王座-豊島将之七段は121手で羽生王座が勝利。防衛に向けて好スタートを切った。

第1図

 第1図は89手目の局面。実は一手前の△6九銀までは前例があり、今年の王将戦第1局、渡辺-羽生戦でも表れている。そのときは▲6八金引としていたが、本局の▲6八金寄は羽生王座の新手であった。

 なんとここまでが午前中の進行。そして午後に入ると一転して濃密な長考合戦が繰り広げられる。

第2図

 第2図は102手目、豊島七段が△6六歩と打ったところ。残念ながらこの手が敗着となってしまった。ここでは△3二金か△7一歩なら超難解な終盤戦が続き、勝敗はどちらに転ぶかわからなかったようだ。

 とはいえ、△6六歩は先手に▲3一銀を打たれても構わないという強気の一手。この手に豊島七段の強さの一端を見た気がする。敗れたとはいえ堂々とした見事な戦いぶりであり、第2局以降に期待を抱かせてくれる将棋であった。


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王座戦、天才対決がいよいよスタート

 羽生善治王座と豊島将之七段で争われる注目の第62期王座戦がいよいよ開幕した。第1局は羽生王座の先手で相矢倉の進行となっている。

第1図

 豊島七段はタイプ的に、羽生王座と非常に似ている感じがする。自分の長所を生かして戦うというよりも、欠点が無くて総合力で勝負するというタイプ。これは簡単そうでなかなかできることではない。

 また見た目は華奢で繊細な感じを受けるが、相手の得意戦法を真っ向から受けるという度胸のよさもある。天才型のオールラウンドプレイヤーという表現がぴったりである。

 成績の面でも、公式戦通算200局以上指して勝率が7割を超えるのは羽生王座と豊島七段の2人だけである。あの渡辺明二冠ですら6割7分台であり、この勝率の高さは豊島七段の圧倒的な才能を示しているといえる。

 世代の違う天才2人がぶつかり合う今シリーズ。結果だけでなく内容的にも素晴らしい将棋を見ることができそうだ。


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羽生名人、快勝で1勝1敗に

 第27期竜王戦挑戦者決定戦第2局は、羽生善治名人が糸谷哲郎六段に快勝。第1局の借りを返してスコアを1勝1敗のタイに戻した。第3局は8日に行われる。

 本局は後手の糸谷六段が得意の一手損角換わりを採用。対して羽生名人は棒銀から積極的に指して局面をリード。第1図はすでに先手優勢の終盤戦。

第1図

第1図より ▲7四銀 △同玉 ▲3三歩成(第2図)

 ▲8四銀打などの手も考えられたが、羽生名人は▲7四銀とタダ捨てで決めにいく。そして▲3三歩成が飛車による開き王手。飛車を縦横に目いっぱい働かせる構想は圧巻である。

第2図

 第2図で△4四歩のような受けなら▲6六桂くらいで先手よし。糸谷六段は△8三玉とひねった受けを見せたが、▲7五桂から先手が一気によせて勝利。羽生名人の快勝譜となった。

 これで1勝1敗。羽生名人の永世竜王への挑戦を見たいという気持ちもある反面、若手のニュースター誕生にも期待したい。どちらにも頑張ってもらいたいという複雑な気持ちである。果たして挑戦権をつかむのはどちらだろうか。


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Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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