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トライルールには反対

現行の持将棋の規定には多少の曖昧さが残されている。それを解決するために一部で提案されているのがトライルールというアイディア。これは自分の玉が5一(5九)にたどり着けば勝ちというものである。

だがこれには断固として反対したい。そもそも入玉というのは玉が追いかけられて仕方なく逃げ出したものである。それが5一に入ればいきなり勝ちというのは理解しがたいものがある。

また、例えば相手の玉を自陣の5九まで追いかけて詰ます順があったとする。ところが5九に入られた時点でトライとなり負けとなってしまうのである。本来なら勝ちの局面が一瞬で負けになってしまう。実に不合理なルールである。

現行のルールはそれなりに納得できる。駒の損得というのは将棋の形勢判断において重要な要素の一つである。駒数で判定するというのは妥当であり、決しておかしなルールではない。

余談だがトライルールを採用するとコンピュータ将棋がますます強くなるだろう。特定の地点に入るという明確な目標ができるため、圧倒的な強さを発揮すると思われる。ただ人間同士の対局では必要ないルールだろう。





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