銀落ちのススメ
将棋ファンの間で駒落ち戦はイマイチ人気がない。だが棋力に差があっても互角に勝負ができるという優れたアイディアであり、もっと広まってほしいと考えている。
ではどうして人気がないのか考えてみると、平手戦と感覚が違いすぎるところがあげられると思う。
その一例として第1図を見ていただきたい。

第1図は二枚落ちで下手が「二歩突っ切り定跡」という有名な定跡を用いたところ。下手を持って指したことがある人ならわかると思うが、上手の中段玉がなかなか手ごわく、どう攻めたらいいのかわからないのだ。そして上手にジワジワと攻められ、と金を作られたり、大駒を取られてしまう。こういう展開になってしまうのが、駒落ち嫌いにつながっているのだと思う。
そもそも二枚落ちは上手側に金銀が4枚あり、守備力が非常に固い。下手が勝ち切るのは大変な手合いである。
そこで提案したいのが「銀落ち」である。

これなら上手の守りが薄いため、下手から割と自由に攻めやすいのではないだろうか。一方で上手も大駒を持っているため攻撃力がある。攻め合いの面白い将棋になるのではないだろうか。
また、上手の大駒を責めるという感覚も学ぶことができる。例えば棒銀で角頭を狙う・・・というような攻め方は平手にも応用できる。平手と似た感覚で指せるのも利点の一つである。
なぜ銀落ちが一般的でないのか理由はよくわからないが、二枚落ちよりは断然面白く、勉強になると思う。ぜひ一度試してみてください。



ではどうして人気がないのか考えてみると、平手戦と感覚が違いすぎるところがあげられると思う。
その一例として第1図を見ていただきたい。

第1図は二枚落ちで下手が「二歩突っ切り定跡」という有名な定跡を用いたところ。下手を持って指したことがある人ならわかると思うが、上手の中段玉がなかなか手ごわく、どう攻めたらいいのかわからないのだ。そして上手にジワジワと攻められ、と金を作られたり、大駒を取られてしまう。こういう展開になってしまうのが、駒落ち嫌いにつながっているのだと思う。
そもそも二枚落ちは上手側に金銀が4枚あり、守備力が非常に固い。下手が勝ち切るのは大変な手合いである。
そこで提案したいのが「銀落ち」である。

これなら上手の守りが薄いため、下手から割と自由に攻めやすいのではないだろうか。一方で上手も大駒を持っているため攻撃力がある。攻め合いの面白い将棋になるのではないだろうか。
また、上手の大駒を責めるという感覚も学ぶことができる。例えば棒銀で角頭を狙う・・・というような攻め方は平手にも応用できる。平手と似た感覚で指せるのも利点の一つである。
なぜ銀落ちが一般的でないのか理由はよくわからないが、二枚落ちよりは断然面白く、勉強になると思う。ぜひ一度試してみてください。

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