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相矢倉91手定跡

相矢倉の定跡の1つに91手組というものがある。さすがにアマチュアで指す人はほとんどいないだろうが、プロの激しい研究合戦の中から生まれた定跡である。

第1図

第1図は2012年のA級順位戦、屋敷伸之九段-渡辺明竜王の91手目の局面。この将棋を例として紹介したい。第1図の局面こそがまさに91手定跡と呼ばれ、課題となっている局面である。

第1図より △4三金 ▲4一竜 △4二歩 ▲3四歩 △1四歩 ▲1一銀 △1三玉(第2図)

△4三金は玉の逃げ道を作った手だが、▲4一竜~▲3四歩と網を絞っていく。後手は△1四歩と今度はこちらに逃げ道を開けて頑張るが、第2図で先手に決め手があった。

第2図

第2図より ▲3六桂 △同成銀 ▲2五歩(第3図)

桂を捨ててから▲2五歩がぴったりで後手玉は捕まっている。以下数手で先手の勝ちとなった。

第3図

この将棋の総手数は119手であった。91手目の局面が研究課題となっており、おそらく屋敷九段は101手目の▲2五歩まで研究済みだったはずである。100手以上研究通りに進み、そしてその後わずか18手で勝敗が決してしまった。現代将棋の恐ろしさを表す一例である。

このような研究合戦を面白くないという人もいる。確かにそういう面は否定できない。だが彼らは決して楽して戦っている訳ではない。日々命懸けで研究に励んでおり、その結果としてこのような現象が起きているのである。棋士たちの将棋にかける思いを感じ取れれば、見方も変わってくるのではないだろうか。

木村の矢倉 3七銀戦法最新編



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Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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