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LPSA問題について・その1

以前の記事で何度か取り上げたのだが、LPSA(日本女子プロ将棋協会)の問題について改めて書こうと思う。こういう問題を取り上げるとどうしても感情的になってしまいがちなのだが、できる限り冷静かつ客観的に書いてみたい。

そもそもLPSAが設立されたのは2007年のこと。元々女流棋士は全員が日本将棋連盟に所属していた。だが、待遇の面などで決して恵まれていない部分もあり、いずれは独立して自分たちの力でやっていこうという機運が徐々に高まっていった。そうしてできたのがLPSAである。

しかし、当初は全員が揃って移籍すると思われていたのだが、残留を希望する女流が多く、結局少人数だけの独立となってしまった。ウィキペディアによると、当時、引退棋士も含め56名の女流がいたのだが、そのうち39名もの女流が連盟への残留を希望したため、結局17名のみで独立したということである。

ここで一つの疑問がある。そもそもの独立の経緯というのは、女流棋士全体の待遇をよくしたい、女流棋界をより魅力あるものにしたい、というのが理由であったはず。であるならば、一部の棋士のみが独立するというのは不思議である。それで女流棋界がよくなるとは思えない。全員が一つにまとまれないのであれば、独立は踏みとどまるべきではなかっただろうか。

当初の予定では全員が移籍するはずで、それにともなって連盟の側から、棋戦・スポンサー・育成組織等を円満な形で引き継いでやっていくつもりだっただろう。だが、それらを引き継がぬまま、17名の女流棋士だけが独立してしまった。この頃からLPSAはすでに、冷静さを欠いていたように思える。

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