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急戦矢倉の定跡・その3

かつては急戦矢倉は先手がやや有利とされてきた。しかしそれを覆したのが渡辺新手と呼ばれる優秀な構想である。

第1図は後手が△3三銀と上がったところ。この手が渡辺明竜王が2008年の竜王戦第7局(羽生-渡辺)で始めて指した新手。事前の練習将棋で当時三段だった阿部健治郎五段に指された手だったという。

通常、急戦の将棋では先手が2筋の歩を交換する展開が多い。この△3三銀は2筋の歩交換を防いで自分だけが一方的に得をしようという非常に欲張った構想なのだが、この手が成立するというのが新発見であった。

第1図

第1図より ▲6五歩 △7三角 ▲6六銀 △8四角 ▲7九角 △3一玉 ▲4六角 △9二飛(第2図)

先手はおとなしくしていると作戦負けになってしまう。そこで▲6五歩から▲6六銀と盛り上がるのが有力。以下▲4六角と角を活用して好調なようだが、後手もじっと△9二飛と耐える。

第2図

第2図より ▲7五歩 △同歩 ▲8六歩 △同歩 ▲8二歩 △7三桂 ▲8一歩成 △5二飛(第3図)

ここからの手順は竜王戦第7局の手順。先手は思い切って7筋、8筋を突き捨てて▲8二歩を実現させる。以下と金を作ったものの、△5二飛と回られた第3図は先手にとって自信のない展開だと思う。以下▲9一と、△5四銀と進んで後手のほうが駒に勢いがある。香得くらいではとても割に合わないのではないだろうか。

第3図

改めてまとめると、後手の△5五同角に▲2五歩と突くのは△3三銀の渡辺新手が有力で先手面白くない。そこで最近は△5五同角に▲7九角とする将棋が増えている。次回はそちらの形を説明したい。


永世竜王への軌跡




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30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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