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詰め将棋の効能・その2

詰め将棋を解くことによって学べることはいろいろあるが、その中でも大きいのが、詰みの形がわかるようになることである。

将棋は9×9の限られた盤の中で行われる。駒の動きもあらかじめ決まっている。だから王様を詰ますときも、ある程度パターンが限られてくる。

そのパターンを知っているのと知らないのでは大違いである。あらかじめ知っておくことによって、実戦の際に短い時間であっという間に詰ますことができるのだ。この差はかなり大きい。これは読みというより、知識の違いである。

代表例として、詰みの形を3つあげてみる。

第1図

第1図は一間竜と呼ばれる形。後手が2一に合い駒をしても▲2二金と打って詰む。有名な形で、実戦でも頻出の手筋である。

第2図

第2図は金頭桂という手筋。△3三同金と取らせて▲2二金で詰みである。これは知らない人はなかなか指せない。受けの側もうっかりしやすい。これがわかると、初心者卒業と言っていいかもしれない。

第3図

第3図は飛車による空き王手である。これで合い駒も利かず、玉も逃げられないのでこの瞬間に詰んでいるのだ。

とりあえず3つほど例をあげたが、実際にはもっとたくさんのパターンがある。これらを一つずつ覚えるのが大事。
初心者のうちはいくら時間がかかっても構わない。慣れてくると、徐々に複雑な形の詰みも読み切れるようになってくる。そうやって実力をアップさせていくのだ。


ちなみにアマチュアでも有段者の人は上の3つの図が詰みだということを一瞬で認識できる。手を素早く読んでいる訳ではなく、あらかじめ詰みの形を知っているのだ。こういう形になれば詰み、というパターンをたくさん知っていて、瞬時に当てはめることができるのである。だから簡単な3手詰めなら、有段者ならそれこそ1秒で答えられる。
繰り返すが、パターンを覚えていくことが上達への道である。それには詰め将棋を解くことが最適である。

3・5・7手実戦型詰将棋―基本手筋をマスターし、級から段へ







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Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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