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用意周到だった船江五段

大晦日の電王戦リベンジマッチは船江恒平五段の快勝だった。強敵のツツカナ相手にここまで快勝できたのはやはり事前の準備が万全だったことが挙げられるだろう。

第1図

第1図はツツカナが△5六銀と出てきたところ。この直前までは昨年4月の電王戦第3局と全く同じ局面だった。そのときは△4四角と指していたが今回は△5六銀と後手が変化する形となった。

ただしこの攻めは船江五段の想定の範囲内だったようで、冷静に対処する。

第2図

数手進んだ第2図の駒割はほぼ飛車の丸得。船江五段がはっきり有利である。阿部-習甦戦を思わせるような、相手の無理攻めを咎めるという理想的な勝ちパターンとなった。

第3図

そして終盤を迎えた第3図。ここからの指し手はコンピュータの課題が出た部分だと思う。

第3図より △5六角成 ▲同銀 △9九と ▲6七銀 △4八金 ▲同玉(第4図)

まず角を切ったのは明らかに悪手だった。人間なら△5二金と逃げるか、△3五桂とプレッシャーをかけておくくらいか。悪いとはいえ、もう少し粘る余地があった。このような「開き直った勝負手」をコンピュータは指せずに暴発してしまうところがある。この辺りは改善が難しいのかもしれない。

そして船江五段の好手▲6七銀に対して△4八金もやってはいけない手だった。▲同玉で先手玉が広くなってしまい、これ以降は勝ち目がない。悪くなってからの指し方はまだまだ改良の余地があるように思えた。

第4図

本局はとにかく船江五段が強かった。並みのアマチュアなら1つの勝ちパターンを見出すことも難しく、また有利になっても途中で間違えて逆転を許してしまうだろう。研究の精度の高さと、それを勝ちに結びつける力。プロ棋士の底知れぬ強さを感じさせられた。


第2回電王戦のすべて




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Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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