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今年の女流棋戦のまとめ

 今年の女流棋界はなんといっても里見女流の休場が一番の衝撃的なニュースだった。その影響もあって勢力図が一変。一気に戦国時代に突入した感がある。

女流名人戦
里見香奈女流名人 3-0 中村真梨花女流二段


 中村女流にとって3度目のタイトル戦だが壁は厚かった。すでに奨励会で三段昇段を決めていた里見女流の実力は圧倒的で、しばらく里見時代が続くものと思われたが・・・。

マイナビ女子オープン
里見香奈女王 1-3 加藤桃子さん


 シリーズ前に里見女流の休場が発表されたが、本シリーズに関しては強行出場という形となった。だが本来の調子ではなく、1勝3敗で失冠。一時は五冠あったタイトルも二冠まで後退となってしまった。

女流王位戦
甲斐智美女流王位 3-1 清水市代女流六段


 清水女流が久々のタイトルを目指して登場したが、甲斐女流が好内容の将棋で堂々の防衛。里見女流不在の中、甲斐女流が女流棋界を引っ張る第一人者としての地位を築きつつあるという印象を受けた。

女流王将戦
香川愛生女流王将 2-1 清水市代女流六段


 昨年初タイトルを獲得した香川女流にとって試練の防衛戦。初戦を落としたもののそこから2連勝で辛うじて初防衛を果たした。今年は他棋戦ではもう一つ振るわなかったが、来年は二冠目を目指してもらいたい。

女流王座戦
加藤桃子女王 3-0 西山朋佳さん


 タイトル保持者の里見女流が復帰できないということでタイトルを返上、予選決勝に勝ち進んでいた2人によるタイトル戦という形となった。結果は加藤女王がストレート勝ちで二冠王に。奨励会員同士の対戦ということでやはり指し手のレベルの高さが随所に感じられたシリーズだった。

倉敷藤花戦
甲斐智美倉敷藤花 2-1 山田久美女流四段


 47歳の山田女流が25年ぶりにタイトル戦に登場するということでおおいに盛り上がったシリーズ。結果的には1勝2敗で初タイトルはならなかったものの、大健闘といえるだろう。ベテランの頑張りに拍手を送りたい。



 現時点での女流タイトル保持者は以下の通りに。

加藤桃子二冠(女王、女流王座)
甲斐智美二冠(女流王位、倉敷藤花)
里見香奈女流名人
香川愛生女流王将


 タイトル保持者が4人となり、まさに戦国時代の様相を呈している。年明けにはいよいよ里見女流が復帰する。どこまで本来の調子を取り戻せるかが来年の大きなポイントとなりそうだ。


将棋タイトル戦30年史 1998~2013年編




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Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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