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森内俊之名人、完璧な寄せで先勝!!

名人戦第1局は森内俊之名人が羽生善治三冠を破り、防衛に向け、幸先のよいスタートとなった。

第1図は森内名人が優勢な場面。ここからの寄せが完璧だった。

第1図

第1図より △6九角 ▲5九飛 △6八銀 ▲6九飛 △同銀不成 ▲6七角 △2四銀 ▲1一歩成 △4八飛(第2図)

△6九角が当然ながら厳しい。対して▲5九飛では▲5八角も考えられたが、少し先手が悪いようだ。仕方ない▲5九飛に対して△6八銀が好手。▲同金なら当然△8七角成がある。

先手も▲6九飛~▲6七角と抵抗するが、△2四銀で手順に桂を取り、△4八飛と下ろす。ここでは△8五桂が指摘されていたが、飛車打ちのほうが自然である。

第2図

第2図より ▲1二角打 △2二金 ▲3四角引成 △8五桂 ▲7七香 △7五歩(第3図)まで森内名人の勝ち

▲1二角打に対して△2二金が手堅い。角を追ってから先ほど手にいれた桂で△8五桂と厳しく迫る。先手はなお▲7七香と粘ったが、最後の△7五歩が決め手。ここで先手の投了となった。

△7五歩は地味ながら綺麗な決め手である。詰めろではないようだが、▲1二ととしても△3二金としておいて先手からの攻めがない。対して後手は次に△7六歩と取り込めばいい。持ち駒のない先手は指しようがない。

第3図

第1局は森内名人の快勝となった。昨年の第1局を思わせる完璧な勝利である。だがシリーズは始まったばかり。羽生三冠の巻き返しに注目したい。




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Author:gyan
30代の男です。棋歴は20年位で、アマ二段の免状をいただいております。居飛車党で横歩取りが得意。羽生善治先生の大ファンです。

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